業界ニュース
2010年4月7日配信
内野 INAX、TOTOとコラボ、セレクトショップ型バス売場への転換を提案
セレクトショップ型バス売場へ
内野(株)では、東京・堀留町の本社ショールームにて、4月9日までと、土日をはさんだ同12~13日の期間、「2010 UCHINO秋冬展示会」を開催している。
今回の展示会では、百貨店の単品型タオル売場を、セレクトショップ型のバスルーム関連売場にバージョンアップする売場提案を前面に展開していることが大きな特色である。その狙いとしては、タオル需要の場合、50代以上の女性のギフト需要中心であるのに対して、バスグッズ売場なら、タオルに止まらず、スキンケアアイテムもあれば、バスマットやスリッパ、ウェア、ベビー&キッズなど幅広いアイテムを取り揃えることで、三世代を巻き込んだ売場を構築することが可能で、お客の滞留時間を伸ばし、売上拡大を見込むことが出来るとのこと。事実、六本木ヒルズにある同社のパイロットショップ「Touch」では、一見タオル中心の売場のようでありながら、実はタオルの売上比率は約35%で、他方で、バスマット、スリッパ、アロマ、ベビー&キッズウェア、雑貨など多彩な商品が売れており、この6年間、一度も売上を落としていないという。
タオル単品の売場にない、セレクトショップ型の強みは、生活提案が出来ること。ライフスタイルショップがリビング中心に住宅需要全体を考えた品揃えをしているのに対し、同社の提案は、家の中でも、心身ともにリフレッシュし、美しさをつくる場所として、お風呂を特に重視したい女性のニーズに着目、バス回りに特化した提案となっている。
今回の展示会では、INAX、TOTOとのコラボで、バスルームのリフォーム需要開拓までも見据えた、次世代の新しい売場づくりを提案、来場した百貨店関係者の注目を集めた。ちなみに、ギフト需要を主力とするタオル売場において、ブランドが非常に重要な要素であることは言うまでもないが、今回は、ブランドの縦割りによらない、平場の売場展開をショールーム2階で具現化。来場者は、アイテムごとに構成された売場に見立てた空間の中を、消費者の気持ちになって回遊しながら商品をチェックしていた。
内野のホームページ
http://www.uchino.co.jp/
インテリアビジネスニュース購読案内
インテリアビジネスニュースは、インテリア専門店動向をはじめとするインテリアビジネスの最前線情報から消費者動向に至るまで、幅広く、深くインテリアビジネスに関する情報を発信しています。
より詳しくインテリア業界を知るための必携の専門新聞です。
IBNewsグループサイト
- インテリアビジネスニュース
- 月2回発行
インテリア業界専門新聞
- カーテン買うならこのお店
- カーテンショップ選びの
総合情報サイト
- カーテントレンドニュース
-
カーテン業界の
トレンド情報等を発信中!