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日装連×WTPのセミナー

講師の本田榮二氏

日本室内装飾事業協同組合連合会（日装連）の四国ブロック会（西浦光会長）では、日装連とウィンドートリートメント業界活性化プロジェクト（略称：WTP／(社)日本インテリアファブリックス協会需要開拓委員会）の共同プロジェクトによる「WTPセミナー」を、11月25日（水）、香川県高松市内の高松テルサにて開催した。

日装連は、インテリア専門店や内装工事店の活性化を目的に活動するWTPとの共同プロジェクトとして、全国の単組で「WTPセミナー」の開催を計画しており、さる7月16日には、その第1弾として埼玉県室内装飾事業協同組合（埼装協）主催による「WTPセミナー」を実施している。今回の四国ブロック会主催の「WTPセミナー」は埼装協に次ぐ第2弾として行われたもので、香川県、徳島県、愛媛県、高知県の各単組から約60名が参加した。
セミナーテーマは「インテリア工事店の経営」。インテリア文化研究所代表の本田榮二氏が講師を務め、工事店経営の現状と今後の方向性について「市場編」「経営編」「攻略編」という3項目に分類し解説した。まず「市場編」では、厳しい現状の認識として少子高齢化、人口減、新築着工戸数の減少、インテリア市場規模の動向などを詳細なデータを駆使して説明、続く「経営編」では経営理念、ランチェスターの法則、インターネット活用、ビジネスマナーといった経営の基本や戦略論について紹介した。そして「攻略編」では具体的な方向性として主にリフォームへの取り組みを提示、リピーターを獲得するための顧客管理、ターゲット論、ペットリフォームの可能性、カーテンクリーニングの必要性など具体例を示しながら分かりやすく解説した。セミナーは4時間半という長丁場だったが、ストーリー性の高い内容だったこともあり、熱心に聞き入っている姿が目立った。

西浦光会長

セミナーに先立ち、四国ブロック会の西浦光会長は、「建設業者の下請けでは生き残れません。今回のセミナーは今後の方向性を見出すための非常に良い機会となります。生かすも生かさないも自分次第です。何か1つでも掴んで帰っていただきたい」と挨拶、セミナーの意義について参加者に強く訴えた。
なお、第3弾は12月5日に岡山で開催される予定。