業界ニュース
2009年11月14日配信
「JAPANTEX2009」閉幕 総来場者数は1万9773名
展示ブース内の様子
インテリア・トーク・セッション
盛況だったWTPミニセミナー
11月11日(水)~13日(金)の3日間、東京ビッグサイト西ホールにて開催された「インテリアトレンドショー第28回JAPANTEX2009」(主催:(社)日本インテリアファブリックス協会)が閉幕した。3日間の総来場者数は1万9773名(前年実績3万1396名)だった。
今年の「JAPANTEX」は、会期を従来の休日を含めた4日間から平日のみの3日間に変更、それに合わせて来場者ターゲットをプロユーザーに絞るなどコンセプトを一新、BtoBの見本市として専門性の高い内容での開催となった。しかし、消費の低迷や住宅市場の冷え込みといった厳しい経済状況続いていること、さらに会期中の悪天候などが響き、来場者数は伸び悩み、目標だった3万名を大きく下回った。
そうした中でも、盛況な企画もあった。会期2日目に行われた「インテリア・トーク・セッション」は、会場となったアーキテクトカフェから溢れるほどの人が集まった。ハイムテキスタイルのトレンドセッター・南村弾氏、「Sumiko Honda」ブランドを手がける本田純子氏、ELLE DECO編集長の木田隆子氏、そして西垣ヒデキ氏という旬の4名によるインテリアトレンド談義は、多くの業界関係者に希望を与える内容となりインパクト十分だった。ウィンドートリートメント業界活性化プロジェクト(WTP)が開催したインテリア専門店向けセミナーも、1日4回計12回の講演ほぼすべてに40~60名の受講者が集まるなど、大盛況だった。またアトリウム企画「HOTPOiNT」で使用したピンクの人形「Mr.B.B.B.」を最終日にプレゼントするという恒例の企画も、開始30分前から順番待ちの大行列となり、1300体があっという間になくなった。さらに企業ブースにおいても、BtoBへの転換を受け、イメージ戦略から商品展示重視にシフトした企業が多く見られたほか、小規模ながら高い技術力を持つ企業が出展するなど、来場者の満足度も高まっていた。
結果として来場者数は大幅に減少したが、これら専門性の高い企画や展示が来場者の滞留時間を長くしたことで、会場内は数字ほどの落ち込みは感じられなかった。
なお次回は11月17日(水)~19日(金)に開催される予定。
■来場者数 日別内訳
11月11日(水):6454名/天候:雨
11月12日(木):6750名/天候:曇
11月13日(金):6569名/天候:曇のち雨
合計 1万9773名
JAPANTEX2009のホームページ
http://www.japantex.jp/
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