業界ニュース

2009年5月26日配信

「TOKYO FIBER'09:SENSEWARE」展がミラノで開催、3万8000人が来場
4月22日~27日にミラノ・トリエンナーレ美術館で開催された「TOKYO FIBER ’09:SENSEWARE」展は、プレス向け事前公開日を含む7日間で、業界関係者から一般まで約3万8000人という圧倒的な来場者を数え、10カ国以上の国から巡回展のオファーを受けるなど大盛況のうちに閉幕した。

「TOKYO FIBER」日本の繊維産業の潜在力を世界に周知させる目的で、2007年にスタート。家具・インテリアなどデザインの国際的見本市「ミラノ・サローネ」と同時期開催された今回展では、さらに進化し、高度に発展した人工繊維という新しい「SENSEWARE(人間の創造意欲を喚起する媒質)」を用いて、どんなものづくりの世界に向かうことが出来るかを、具体的にヴィジュアライズした。会場では、参加クリエーター、日本の繊維メーカー各社の担当者が一体となり、クリエーションと技術の両面から熱心な応答が連日繰り広げられ、来場者からは、口々に「信じられない世界だ!」などといった賞賛の言葉が寄せられたという。
展覧会ディレクター・原研哉氏は、今回の成果について、「産業がクリエイティブ領域の才能と高度な水準でのコラボレーションを果たした展覧会は未だかつてなかったという評価と、過去ではなく未来の製品や環境を触知できる展示物として実現し得たという評価に、本展の成果が集約されていると思います。日本は現在、ものづくりの次のステージを担う存在として世界の期待を集めています。高度に進化した人工繊維もそのひとつですが、それらの可能性を潜在性のレベルにとどめることなく、活用へのアプリケーションを考案していくことで、日本はその期待に応えていくことが出来ます。まさにそのような局面で、参加頂いた諸分野のデザイナーやアーティスト、建築家や研究者、そして洗練された技術を持つ企業には、大変素晴らしい仕事を果たして頂きました。お陰で人工繊維の可能性を鮮明に表現することが出来ました。新たな環境を作り出していく環境皮膜として生きた細胞のように機能し、私たちの創造意欲を旺盛に刺激してくれる知的繊維、そのまさにSENSEWAREとしての振る舞いを、本展を通して世界に発信出来たと確信しています。金融資本主義に翻弄され続けた世界でありますが、マネーにではなく、ものづくりへの技術と才能と情熱の交差する点にこそ未来が開かれていくことを、本展でアピール出来たと考えています」としている。

「TOKYO FIBER’09」オフィシャルサイト
http://www.tokyofiber.com/
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