業界ニュース

2009年2月26日配信

インテリックス空間設計 次世代型マンションリノベーションを販売開始
モデルルーム-リビング
中古マンションのリノベーション事業を展開する、インテリックスグループの(株)インテリックス空間設計(山本卓也社長)では、このほど、次世代型マンションリノベーションパッケージ「リノヴェックス ネクスト」を発表、一般ユーザー向けの受注活動を本格的に開始する。

これまでのリフォーム工事では、総額のみで内容が明示されていない「工事一式」の見積りが横行し、あとからエンドユーザーにとって想定外の追加請求が発生するなど、どんな工事がいくらかかるのか、不透明な点が問題であったが、「リノヴェックス ネクスト」は、こうした消費者が抱くリフォームに対する不安要素を払拭すべく、価格・工事内容の透明化・低価格化を行うとともに、環境に配慮し、超長期利用を見据えた居住性能、安心の長期サポート体制などを盛り込んだ次世代型マンションリノベーションである。
「リノヴェックス ネクスト」は、既存のスケルトンに対して、下地インフィルと表層インフィルを分けて考える「ダブルインフィル工法」を採用。表層インフィルは、設備・資材など住まい手のライフスタイルやニーズに応じて選べるもの。下地インフィルには、プレハブ化されたパネル下地を組み合わせる「パネル工法」を採用したことで、職能に依存しない均質な施工が可能であり、工期が短縮化され、コスト低減が図れるほか、従来の工法よりも現場での廃材が減少するなど、環境にも優しいリノベーションである。
六面断熱
特に、同社が推奨する「六面断熱」は、床・壁・天井すべてに断熱材を施工。断熱効果により、年間を通して安定した室内環境を実現するため、光熱費の節減につながり、遮音性能もLL-35という高い性能が実証されている(躯体の状態によって効果に違いがある)。また、これまでの内装工事が壁先行であったのに対し、パネル工法では、天井・床を先に工事し、後から間仕切壁を取り付けるので、将来の間取り変更が容易で、床の補修も最小限で済む。さらに、給水給湯ヘッダー・電気配線コネクタを一箇所に集約する「集中インフラシステム」を採用。供給部位別に明記されているため、メンテナンスの時などに、工事業者が代わっても間違いのない工事が可能である。
35年間の長期にわたる定期点検や、工事内容と項目ごとのアフター保証を設定、「住まいのカルテ」など、超長期使用を見込んだ、これまでにないサポート体制も実現している。
価格面でも、A(平米あたり基本工事費)+B(下地工事費)+C(天井・壁仕上げ工事費)+D(床仕上げ工事費)+E設備(200万円パック、150万円パック、100万円パックから選択)と、グレード別の平米単価を明記、予算や好みに応じて仕様や性能を選べるメニューから、マンションの広さをもとに、簡単に内装費用の概算を計算出来る。
インテリックス空間設計では、「リノヴェックス ネクスト」を月4~5軒、年間60軒の受注を目標としている。

なお、「リノヴェックス ネクスト」は、「第二回国土交通省超長期住宅先導的モデル事業」に採択された、「リノヴェックス―インフィル超長期システム」の対象となっており、住宅金融支援機構【フラット35】の適合証明書が取得出来るなど、条件を満たし、採択された場合は内装費用に対して国からの助成が受けられる(募集戸数80戸)。

インテリックス空間設計のホームページ
http://renovex.ku-kan.co.jp/project/
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