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2009年2月24日配信

「HOTERES JAPAN 2009」 京和傘の日吉屋がデザイナー集団とコラボ出展
「HOTERES JAPAN 2009(第37回国際ホテル・レストラン・ショー)」は2月24日、東京ビッグサイト東1~6ホールにおいて、「第30回フードケータリングショー」「第9回厨房設備機器展」と同時開催の形で開幕、27日(金)まで開催している。展示規模は、7カ国・地域からの海外出展者を含む849社、2005小間。入場者数は3展合計で9万5000人を見込んでいる(主催:(社)日本能率協会など)。

「ホスピタリティ産業の新たな価値創造に挑戦する」をテーマに開催された「HOTERES JAPAN 2009」では、快眠をテーマとしたホテル・旅館向けの提案が多かったほか、2011年7月に完全移行が予定されている地デジ対策コーナー、次世代の照明として注目されているLED関連のブースなどが目に付いた。
日吉屋のブース
「CCS(シーシーエス)」ブース
インテリア関連では、京和傘の老舗「日吉屋」とデザイナー集団「Design Guild Tokyo」が、『デザインによる地域再生と活性化』をテーマに共催ブースを展開。日吉屋からは、新型古都里ランプとしてΦ700のペンダント照明や他社とのコラボレーションランプを紹介。また「Design Guild Tokyo」からは伊豆長岡温泉「南山荘」を舞台にした温泉街再生計画を15名のデザイナーがパネルで提案している。
(株)日吉屋は、江戸時代後期に創業された、京都で唯一残る和傘製造元。五代目の西堀耕太郎社長を筆頭に伝統の技を受け継ぎ、老舗の看板を守り続けるだけでなく、和傘照明「古都里」の発表など新分野にチャレンジし、世界に販路を求め、活発な事業活動を展開していることで注目されている(今回はこれと別に、京都のLEDメーカー「CCS(シーシーエス)」ブースで、蝋燭の自然なゆらぎをLEDで再現した「古都里フロアランプ」も発表している。CCSは、江戸時代から引き継がれた京唐紙「唐長」の文様をフロアランプとしてホテル・旅館等に向けて提案しており、「古都里フロアランプ」は近日発売予定)。
「デザイン ギルド トーキョー」は、インテリアデザイナーを中心に、建築家、照明、プロダクト、グラフィック、WEBなど異分野の専門家が集まって結成された“自主企画のデザインレーベル”。デザイナーは本来、クライアントの発注を受けて仕事が発生する、受け身の立場であるが、「デザイン ギルド トーキョー」では、デザイン行為を自主的に問い、自分たちがいいと考えるものを積極的に発表し、新たな可能性や方向性を見いだすことを目指して活動している。
今回は、開催初日の2月24日には、デザイン設計セミナーコーナー(東4・5ホール)において、「デザイナー集団によるリノベーション提案」と題するセミナーを開催、「デザイン ギルド トーキョー」による伊豆長岡温泉場通りと老舗旅館「南山荘」のリノベーション提案について解説した。
伊豆長岡は、川端康成や武者小路実篤といった文豪に愛された有名な温泉地であるが、「伊豆長岡」と聞いて思い浮かぶ具体的なイメージがないことから、このリノベーション計画では、光による地域活性化を提案。行灯による光の回廊を旅館内から庭園、周辺まで展開し、ライトアップすることで、回遊性を楽しめる地域づくりを行い、景観そのものを新しい地域の顔として再生することを計画したもの。南山荘の改修では、旅館の一部を古民家のミュージアムに転換、離れ家は大人向けのしっとりした隠れ家空間に、また日本のオタクカルチャーに憧れる外国人観光客向けには、ガンダム、孫悟空などサプライズに富んだ客室空間づくりを提案している。

「HOTERES JAPAN 2009」のホームページ
http://www.jma.or.jp/hcj/jp/
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