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2008年11月11日配信

駐日欧州委員会代表部 対日輸出促進目指し「european design」開催へ
ヒュー・リチャードソン駐日大使
駐日欧州委員会代表部(所在地:東京都千代田区)では、欧州連合による新たな日・EU貿易投資促進キャンペーン“EU Gateway Programme”をスタート、11月11日(火)、ヒュー・リチャードソン駐日大使の出席のもと、ハイアットリージェンシー東京(東京・新宿)で記者会見を開催、2009~2013年の5年間で、インテリアデザインを含む6分野において、1000社を超えるEU企業が来日、優れた欧州製品の技術とデザインを日本市場へ紹介する計画の概要を発表した。

具体的には、日本語公式ウェブサイトを開設して、日本語で同キャンペーンについてPRしていく一方、2009年には、建築資材・建設技術、ファッションデザイン、環境・エネルギー関連技術、医療ヘルスケア製品、インテリアデザイン、情報通信技術の重点6分野において、EU企業が来日して展示商談会を開催する計画。特に、建築資材・建設技術関連では、2009年2月4~5日、ヒルトンホテル東京(東京・新宿)で展示商談会を開催。インテリアデザイン関連では、11月4~5日、ハイアットリージェンシー東京で展示商談会「european design」の開催が計画されている(詳細は2009年9月公表予定)。

ちなみに、“EU Gateway Programme”は、1994~2007年の14年間に約2500社のEU企業を日本市場へ紹介した対日輸出キャンペーン“EU Gateway to Japan”の後継事業。日本企業とのビジネス発展に取り組むEU企業を支援するため、欧州委員会の予算により運営されているもので、新規参入の意志があるEU加盟国企業を日本に紹介し、商談の場を設ける一方、外国企業にとって複雑で分かりにくいとされる、日本の商慣習・規制や、市場ニーズ等々について学ぶ機会を提供することを狙っている。
日・EUの貿易・投資関係には、他のOECD加盟諸国との貿易・投資と比べても大きな不均衡があり、日本の市場としてのポテンシャルが開拓されていないと語るリチャードソン大使は、輸出ではグローバルプレーヤーの日本は、海外企業が日本市場へも参入出来るよう図るべきだと指摘、これまで日本政府との規制改革対話の成果で、いくつかの改善も見られるものの、緊急性の意識が欠如しているのか、期待ほど早く進んでいないことから、この“EU Gateway Programme”を通じてEU企業に、日本参入に成功してもらい、不均衡の是正を図っていきたいと抱負を述べた。

“EU Gateway Programme”公式サイト
http://www.eu-gateway.jp/
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