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2008年1月11日配信
平成18年度のインテリアファブリックス市場規模は6667億円 4年連続増加 | ||
(社)日本インテリアファブリックス協会がまとめた平成18年度におけるインテリアファブリックス事業の市場規模(卸売ベース)は、前年度比0.9%増の6667億円となった。主要3事業については、「ウィンドートリートメント」2417億円(前年度比0.4%減)、「フロアカバリング」3141億円(同3.2%増)、「ウォールカバリング」1109億円(同2.4%減)であった。 ウィンドートリートメント、ウォールカバリングはマイナスとなったものの、フロアカバリングが伸びたことで市場全体としては微増となり、4年連続の増加となった。 詳細は以下の通り。 ■ウィンドートリートメント カーテン=1434億円(同2.0%減) ブラインド類=325億円(同3.7%増) スクリーン類=376億円(同0.1%減) カーテンレール類=283億円(同3.2%増) カーテンのマイナスについては、窓の小型化、価格訴求型専門店の伸長に加え、異業種等が海外でカーテンを直接生産・仕入れしていることなど、市場全体の分散傾向が影響し、国内総生産が落ち込み続けており、既存マーケットととしては、一段と厳しい環境が予測されるとしている。ブラインド類については、アルミ製が原材料価格高騰の影響で値上げが実施されたことで、数量はマイナスながら金額ベースでは前年を上回ってほか、タテ型ブラインドが大幅増(同18.1%増)となった。スクリーン類は、ロールスクリーンの落ち込み(同3.3%減)が全体に影響した。 ■フロアカバリング カーペット=2372億円(同2.9%増) プラスチック系床材=769億円(同4.2%増) カーペットは3年連続の増加に。プラスチック系では、タイル類が減少となった一方、シート類が伸びた。 ■ウォールカバリング 紙系壁紙=20.9億円(同21.4%減) 繊維系壁紙=23.7億円(同1.3%増) 塩化ビニル樹脂系壁紙=953.2億円(同0.5%増) プラスチック系壁紙=70.7億円(同8.4%減) 無機質系=30.1億円(同40.0%減) その他壁紙(輸入品など)=10.3億円(同4.0%増) 国内壁紙総出荷量は7億3040平米(前年度比0.1%増)と、4年連続で7億平米の大台を維持したが、数量で微増したにもかかわらず、販売金額で微減となったことは、シェアの過半を占める量産壁紙の販売価格が一向に改善されないと言えるとしている。今後については、量産品へのシフト傾向が一層強まっていること、耐震強度偽装による建築業界の信頼失墜、原材料コスト増の問題があり、先行き不安な材料が多いとのことだ。 なお、(社)日本インテリアファブリックス協会・調査・人材育成委員会では、今回発表した市場規模について、「平成18年度のインテリアファブリックス事業の現況<市場規模の策定>」としてまとめ、このほど発刊した。 この<市場規模の策定>は、産業振興対策の基礎資料となることを目的に、1993年以来、毎年発行されているもの。 販売価格は、1部2100円(税込み)、会員価格は同1050円。 頒布希望者は、専用注文書をNIFホームページからプリントアウトしてFAXで申し込みして欲しいとのこと(送料別)。 NIFのホームページ http://www.nif.or.jp/ |
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