業界ニュース

2007年5月23日配信

日本カーペット工業組合 平成19年度通常総会開催
日本カーペット工業組合は、平成19年度通常総会を5月23日に開催、平成18年度事業報告及び平成19年度事業計画を承認した。

挨拶する近藤理事長
同組合では、カーペットルネッサンス需要振興事業、業界基盤の強化及び向上、カーペット工業史の編纂等を重点活動目標に掲げ、(1)共同経済事業:公的機関に委託してカーペットの品質の維持改善のための各種性能試験を行ったり試験機の共同利用等を行う、(2)共同金融事業:商工組合中央金庫の斡旋、(3)事務代行業:大阪府火災共済共同組合の代理所として、組合員の共済契約加入申し込み及び共済掛金収受事務を代行するとともに新規加入の促進を図る、(4)需要振興に関する事業:カーペットの需要振興を図るためジャパンテックス共同出展、カーペット用途別分類格付けシステムの推進、組合HPの拡充他、(5)教育・啓発普及に関する事業:人材養成講座や各種勉強会の開催、用語辞典・テキスト作成、会報の発行等を行う、(6)調査・研究に関する事項:カーペット製造業に係わる経営の合理化を計るとともに、製品の需要を拡大するための各種調査の研究を行う、(7)海外調査・研究に関する事項――などを新年度の事業として実施する。
新役員については、新副理事として東リ(株)の柏原賢二社長が、新専務理事には田淵博常務理事が、新理事に(株)トーア紡コーポレーションの谷賀寿則社長がそれぞれ就任した。

また通常総会閉会後には、平成19年研究開発技術賞並びに優良技能功労賞の表彰式が行われ、研究開発技術功労賞には住江織物(株)の佐武哲男氏(役職元:テクニカルセンター副所長)が、優良技能功労賞には(株)タジマの山口泉氏(役職元:岡山工場長兼生産開発部長)が表彰された。
佐武氏の推薦理由は「入社以来一貫してカーペットの生産に従事、織り・タフトの工程に携わり、同社のタフテッド技術を確立させた」こと。山口氏の推薦理由は「東亜紡織(株)泊工場、(株)タジマ岡山工場で一貫してタフト、タイルカーペットの製造、技術、設備設計、商品開発に携わり、タフト桟や部品性能の向上による製品品質の確保に努めた」こと。

続いて懇親会が行われ、冒頭の挨拶で近藤貞彦理事長は「当面景気はまだら模様で、都市と地方の格差、業種間の格差がある。何をどうすればいいのかという1つの答えはないが、人間の進歩の原動力は強さではなく変化への対応力で、企業にしても変化の対応が必要だ。それは愚直に努力を積み重ねていくことで、突然変異として現れるものではなかろうか。(中略)カーペットの国内需要は、団塊世代の大量退職によって一時的にアップするかもしれないが、長期的には少子高齢化の影響で減少していく。それに対応するため国内ではコラボレーションを進めて、またグローバルな観点でもう一度世界市場に目を向け、それぞれ打って出ていきたい」と語った。

日本カーペット工業組合のホームページ
http://www.carpet.or.jp/
その他の業界ニュース

インテリアビジネスニュース購読案内

インテリアビジネスニュースは、インテリア専門店動向をはじめとするインテリアビジネスの最前線情報から消費者動向に至るまで、幅広く、深くインテリアビジネスに関する情報を発信しています。
より詳しくインテリア業界を知るための必携の専門新聞です。

  • ご購読のお申し込み
  • サンプル紙ご請求

IBNewsグループサイト

インテリアビジネスニュース
月2回発行
インテリア業界専門新聞
カーテン買うならこのお店
カーテンショップ選びの
総合情報サイト
カーテントレンドニュース
カーテン業界の
トレンド情報等を発信中!

Get ADOBE FLASH Player
当サイトでは、一部FLASHを使用しております。ADOBE FLASH Player をお持ちでない方は、左バナーをクリックしてダウンロードしてください。