業界ニュース
2007年4月2日配信
| 「TOKYO FIBER’07――SENSEWARE」が4月26日～29日に開催 | ||
| JAPAN CREATION支援企画展「TOKYO FIBER’07――SENSEWARE」（主催：JC実行委員会）は、4月26日（木）～29日（日）、東京・表参道のスパイラルガーデン&スパイラルホールで開催される（午前11時～午後8時、最終日は午後6時終了）。 同展は、人間・環境の未来を、高機能繊維素材とデザインの融合で開花させる展覧会。展覧会ディレクターに、グラフィックデザイナーの原研哉氏を起用した第1回展は、テーマに“SENSEWARE”（感覚の器を示す造語）を掲げ、日本の繊維産業が世界をリードする高機能繊維を素材に、様々なクリエーターや異業種の先進企業が、人間の未知の感覚を目覚めさせる発想と、新たな衣服・環境とをつなぐ、知的冒険の運動会である。 現在までに判明している主な内容は、次の通り。 ●本田技術研究所……繊維とプロダクツの融合により、金属や樹脂にはない、生命のように柔らかいクルマの外表皮16点を提案。 ●祖父江慎（グラフィックデザイナー）……不思議な四本足の動物のような椅子に、肌着素材として注目のカッティングフリー・ジャーシーを使ったショーツを履かせる！ ●ソニークリエイティブセンター……小さく丸く、柔らかい、枕元でさえずる小鳥のようなテレビを提案。 ●鈴木康弘（アーティスト）……７デニールの超極薄繊維スーパーオーガンザの服をまとった透明風船を浮かべ、「空中に浮かぶ着衣を表現」。 ●ナガオカケンメイ（デザイナー）……濡れた白熊のようなフェイクファーを用いて、直径2.5mの大玉を表現。アニメの生き物のような親しみやすさを誘う。 ●深澤直人（プロダクトデザイナー）……スーパーオーガンザに金属をスパッタリングした、半透明で金属色に輝く空間「電磁波シールドカフェ」を提案。 ●パナソニックデザイン社……生き物のような全く新しい暖房機器を披露（特許出願中）。 ●津村耕祐（ファッションデザイナー）カッティングフリー・ジャーシーを用いて、レーザーカットした着衣を展開、「着る」より自由な新しいテキスタイルを予感させる。 ●岩井俊雄（メディアアーティスト）……子供用レインコートにより、超撥水繊維の機能を表現、垂直に立つブラシのような特殊な刺繍を施す「ふわり加工」で水滴とたわむれる仕掛けも楽しいはず。 ●板 茂（建築家）……板茂独特のファニチャーに、26℃を超えると濃いピンクが真っ白に変色する「感温変色素材」を巻きつけ、感温変化パフォーマンスを演出。 ●佐藤卓（グラフィックデザイナー）スーパーオーガンザで、風圧によって顔が伸び縮みする、オモシロ怖いオブジェを製作。 ●オオニシ・タクヤ（建築家）……ジャンプスーツのような衣服から、１㎡80ｇの超軽量素材「テトロン パワーリップ」の皮膜が出現、着たままでシェルターのような空間をまとうことが出来る。 ●隈研吾（建築家）……伝統的な寝具「かいまき」をハニカム素材で表現、ウェアラブルな寝具によって、「着る」と「寝る」の融合を図る。 ●セイコーエプソン㈱……スーパーオーガンザを用いた、空間に浮かぶ極薄皮膜のスクリーンに映像を映し、水槽の中のように揺らぐ、不思議な空間を演出。 ●山中俊治（プロダクトデザイナー）……ロボットなど先端技術分野のデザインで知られる同氏が、「エフィラ」と名付けた「ロボット」 TOKYO FIBER’07のホームページ http://tokyofiber-jc.jp/ |
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