業界ニュース
2006年5月20日配信
住江織物 新中期経営3カ年計画“ACTION-2008”策定 | ||
住江織物(株)は、このほど2009年5月期を最終年度とする中期経営3カ年計画“ACTION-2008”策定、発表した。 住江織物(株)は、2003年5月に「事業基盤の再構築」と「海外事業の拡大」を柱とする中期経営計画を策定、最終年度となる2006年5月期まで着実な成果を上げてきたが、今後予測される国内需要の成熟化による需要の頭打ち、競争激化、また昨年来の原材料値上げといった外部環境の変化に対応するため、これまでの改革路線を引継ぎ第二次中期計画“ACTION-2008”を策定、2006年度より実行する。 中期経営計画“ACTION-2008”の概要 (1)“ACTION-2008”の基本とする方針 中期経営計画“ACTION-2008”では、外部環境の変化に対応できる「事業体質の強化」と「収益基盤の拡充」を最大テーマに、製造・開発・営業・管理、あらゆる場面での“人財力”を高め「現場力の向上」の推進と「財務体質の健全化」を継続的に注力していくことにより、住江織物グループの持続的成長を可能とする企業体質の実現に向け、着実な進化を目指す。 (2)中期経営計画の取組課題 “ACTION-2008”の基本方針のもと、住江織物グループは次の項目を重点課題として、取組む。 1)効率的な事業活動、造り込みを可能とする現場力の向上 2)高付加価値商品の開発に蓄積された素材の熟知力と技術力を結集 3)グローバル戦略の拡充、事業価値の強化に向け経営資源を積極的に投入 4)資産・資本効率を高め、財務体質の健全化を推進 5)情報インフラを整備し、事業活動の“見える化”と業務効率の向上 6)次世代への“技”の継承と「人材」を世界で活躍できる「人財」に育成 7)企業の社会的責任、信頼される事業活動を果たす「内部統制」の体制構築 (3)業績目標 第二次中期経営計画“ACTION-2008”の連結業績目標 1)連結売上高は、前期比2%以上の成長を持続し、2009年5月期800億円を目指す 2)海外売上高は、連結売上高の10%以上(持分法適用会社含めて15%以上)を最終 年度目標とする 3)営業利益率は着実に改善し、3.5%以上に高める 3)経常利益額は、’06年5月期比、1.7倍の35億円を目標とする 3)ROA4%以上、ROE6%以上、株主資本比率は35%以上を目指す 3)有利子負債は、’06年5月期比、20億円を圧縮 06年5月期見通し 売上高745億円/営業利益17億円/経常利益20億円/当期純利益19億円 中期経営計画“ACTION-2008” 07年5月期計画 売上高753億円/営業利益19億円/経常利益24億円/当期純利益30億円 08年5月期計画 売上高785億円/営業利益24億円/経常利益28億円/当期純利益15億円 09年5月期計画 売上高800億円/営業利益30億円/経常利益35億円/当期純利益20億円 注-1)‘06年5月期は見通し 注-2)住江織物グループの連結業績推移、“ACTION-2008”中期経営計画を踏まえ、‘07年5月期に税務上の繰越欠損金解消を見込み、繰延税金資産全額回収を盛り込んだ計画となっている。 (4)投資計画 “ACTION-2008”では、最終年度2009年5月期までの3年間で総額40億円の投資を実施する予定。 投資比率は海外投資30%、国内投資60%、情報投資10%。 【参考資料】“ACTION-2008”市場別の業績目標 06年5月期見通し 自動車・鉄道車両関連/売上高340億円/経常利益19億円 インテリア関連/売上高365億円/経常利益9億円 その他/売上高40億円/経常利益△8億円 09年5月期目標 自動車・鉄道車両関連/売上高380億円/経常利益28億円 インテリア関連/売上高385億円/経常利益12億円 その他/売上高35億円/経常利益△5億円 |
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