コントラクトニュース

2011年2月26日配信

三井不動産 国交省「省CO2推進モデル事業」マンション竣工

「パークホームズ等々力」外観
「パークホームズ等々力」外観

リビング
リビング

三井不動産レジデンシャル(株)は、国土交通省の「住宅・建築建物省CO2推進モデル事業」として開発を進めて来た環境配慮型の分譲マンション「パークホームズ等々力レジデンススクエア」が竣工し、4月より入居開始となることに先立ち、このほど報道関係者などを集めた内覧会を開催した。

「パークホームズ等々力レジデンススクエア」は、東急大井町線・等々力駅徒歩12分の第一種低層住居専用地域に立地。周辺は等々力渓谷や多摩川など、豊かな自然に恵まれた、閑静な住宅地であることから、同社では集合住宅における省CO2のリーディングプロジェクトとなることを目指している。具体的には、太陽光発電パネル、高効率ガス給湯器エコジョーズ、LED照明など設備機器による創エネ・省エネ、家庭内でのエネルギー消費量やCO2排出量を表示するガス給湯リモコン「セーブ・アース・ディスプレイ」(東京ガスとの共同開発)による見える化、隣接する建物と連続性のある緑地帯として地域に開かれた植栽計画や自然換気システムの導入、ハイブリッドカーによるカーシェアリング、電動アシスト自転車4台によるシェアサイクル、コミュニティの形成を通じたエコ活動の推進など、主に4つの視点で省CO2を実現。同社サイト内には、このマンション入居者専用サイトを開設。太陽光発電の発電状況や、中庭の温度・湿度をリアルタイムで表示し、自然換気を促す「リアルタイムモニター」なども展開していく計画で、同社によると、こうした継続的な取り組みを進めることで、建設時から解体・廃棄までトータルのCO2排出量を、最大で年換算約5割の削減が可能であるという。
この「パークホームズ等々力レジデンススクエア」は、国土交通省「住宅・建築建物省CO2推進モデル事業」に採択、またCASBEE新築[簡易版]2008年度版による建築物の環境効率「Sランク」に該当する。
ちなみに、パッシブデザインの一環として、全戸のバルコニーに緑のカーテン用フックを設置したほか、開口部には、エコガラス「Low-Eガラス」、開口制限ストッパー付きのパッシブウィンドウを、中庭や共用廊下側の窓には、ルーバーを開閉して通風を調整出来る「可動ルーバー式面格子」を採用している。

なお、「パークホームズ等々力レジデンススクエア」は、鉄筋コンクリート造地上3階建て。総戸数43戸。敷地面積958.5坪、延べ床面積1377.22坪。間取りは2LDK~3LDK、専有面積55.25~83.81平米。平均的な入居者像としては、30代のファミリーで、世田谷区在住者が多いという。

エコガラス「Low-Eガラス」
エコガラス「Low-Eガラス」

「可動ルーバー式面格子」
「可動ルーバー式面格子」

三井不動産レジデンシャルのホームページ
http://www.mfr.co.jp/

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