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2021年10月20日
サンゲツ 2商品で「2021年度グッドデザイン賞」受賞


リアテック「自然の輪郭」(左)とクレアス「フォグシリーズ」(右)



 (株)サンゲツは、粘着剤付化粧フィルム リアテック「自然の輪郭」と、ガラスフィルム クレアス「フォグシリーズ」にて、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2021年度グッドデザイン賞」を受賞した。

 リアテック「自然の輪郭」は、建築空間やインテリア空間にマッチしながら自然のエッセンスを取り入れることができる抽象柄シリーズ。木目や石目といったマテリアルをリアルに表現した化粧フィルムではなく、また人工的でグラフィカルなデザインでもない、自然界にあるカタチや現象をモチーフとして抽象化したデザインとなっている。そうした新たな価値観を生み出したデザインが評価され、受賞となった。

 またクレアス「フォグシリーズ」は、オフィスのパーテーション等に使用される目隠し用途の建築用ガラスフィルムで、ロストクリアインクという透明インクを使用することで、ミストのような自然でなめらかなグラデーションを表現している。より高品質な空間演出に寄与する製品である点が評価され、受賞に至った。


粘着剤付化粧フィルム リアテック「自然の輪郭」

■「自然の輪郭」の評価コメント
 建築用の化粧フィルムといえば、自然素材の再現か、無地か、大胆なグラフィックなどがあしらわれたものが主流の中、この製品は建築物との調和が取りやすい自然素材を発端にしながらも、そのイミテーションではなく独自のパターンとして生み出していることは、この製品ジャンルの中で新たな価値観を生み出している。具象から抽象の表現へ昇華する作業には、やはり一定以上の能力が必要とされるが、そのアウトプットのさじ加減も素晴らしい。空間の中でこれらフィルムを取り入れる際(多くはコストやメンテナンス、法規定の観点からの取り入れであることが多い)のある種マイナスな思考ではなく、空間との親和性を計りながら、むしろ積極的な選択となり得る可能性を秘めている。


ガラスフィルム クレアス「フォグシリーズ」

■「クレアス」の評価コメント
センターグラデーションのガラスフィルム。ガラス中央部の濃度が濃く、上下に離れるほど濃度は薄くなり透明度が増す。会議室内のガラスパーテーションなどに使用され、秘匿性を守りながらも、内部空間の連続性を感じさせ、光を透過させる。床や天井の文様のつながりを効果的に演出することも可能となっている。新しくフロストクリアインク(透明インク)を採用し、ミストのような自然な透明感のあるグラデーションを表現している。従来から量産品の多くは、白インクを使用しているため、グラデーション表現では、ガラス本来の透け感が損なわれていた。フィルムサイズも見直し、より自由度が高くなったことで、より高品質な空間演出に寄与する製品である。

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