ループレス仕様(高窓用オペレーター)
YKKAP(株)は、高窓用オペレーターや上げ下げロール網戸に使用されている「操作ひも」について、従来のループ状から、業界初の機構による安全・安心に配慮したループレス化を実現、4月発売のアルミ樹脂複合窓「エピソードII」から全面切り替えを行う。
従来の「操作ひも」はループ状の操作ひもを引くことにより窓の開閉や網戸の上げ下げを行うが、子どもの体に巻き付くことで事故につながる危険性があった。そこで同社では、安全性の向上のため操作方法や機構に関する研究、操作ひものループをなくした一本ひも仕様の新機構開発に至った。
高窓用オペレーターでは、操作部品の中間にある切替ノブを引くごとに内部の入力ギアのかみ合わせが切り替わり、出力ギアの回転方向を変えることによって、一本のひもによる窓の開閉を実現、収納網戸では、一本のひも状のボールチェーンのボール部分1つひとつを操作部品のギアに引っ掛けることで巻取り軸を回転させ、網戸を上げ下げする。これらの機構について6件の日本特許を出願中である。
YKKAPでは、同ループレス仕様の操作ひもを標準仕様として、2021年4月以降全面切り替えを行う。仕様変更にともなう価格改定はない。また既設の製品については、別途料金で取り替えが可能となっている。
ループレス仕様(収納網戸)
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