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リノベーション

2019年12月16日
スター・マイカがツクルバと業務提携



 リノベーションマンションの供給を行うスター・マイカ・ホールディングス(株)(東証1部:2975)のグループ会社、スター・マイカ(株)、およびスター・マイカ・レジデンス(株)は、中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」を提供する(株)ツクルバ(マザーズ:2978)と12月13日(金)に業務提携契約を締結した。

 住宅購入世代が「自分らしい暮らし」を基準に購入を選択する傾向が強まる中、リノベーション済みで販売されるマンションの人気が高まっているが、リノベーション物件の販売には、消費者の好みに合ったデザイン開発と感度の高い消費者に物件情報を的確に届けるという2つの点で課題があった。今回の提携により、スター・マイカグループは、ツクルバの日本最大級リノベ物件特化メディア「cowcamo」を通じて、新しいリノベーションマンション販売の仕組み作りを共同で行い、会員登録ユーザー数12万人を超えた「cowcamo」ユーザーの市場データを活用して、消費者の嗜好性を踏まえたデザインパターンを開発。購入検討者はスター・マイカが所有する物件において、リノベーションをする前に複数のデザインパターンから、好みに合うものを選べるようになる。



 両社では、今回の取り組みを通じて、リノベーション物件のさらなる流通加速を推進するとともに、内装工事前物件+リノベーションという、新しいカテゴリの創造にチャレンジするとのこと。将来的には販売の仕組みそのものを外部業者にも開放し、業界全体で高品質なリノベーションマンションの流通促進を図ることも視野に入れ事業を推進する。

 今後は、年間約1,500戸(2019年11月現在)の中古マンションを取得し、保有戸数日本一(2019年11月現在)のスター・マイカグループと、cowcamoでは累計6,500件を超える物件を取扱い、売買取引に基づく希少性の高いデータをベースにユーザーニーズを汲み取った仕様・デザインのリノベーション商品企画を行うことで、購入検討者は用意された複数のリノベーションパターンから好みのパターンを選択することができ、よりニーズに合った物件購入が可能となる。さらにVR技術を用いた販売方法の併用で、工事着工前でも具体的なイメージを持った購入検討の実現をサポートする。このサービスは既にトライアルとして両社でスタートさせており、今後も販売を通じて得られたデータに基づき、改善を繰り返すことにより、消費者のニーズに合致したパッケージ開発を進めていく。2020年11月期には年間約30~40戸の販売を想定しており、この提携を通じて新たな顧客層の開拓を目指すとしている。


(左:スター・マイカ・ホールディングス代表取締役 水永政志、右:ツクルバ代表取締役CEO 村上浩輝)

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