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特集

2017年12月13日
「JAPANTEX2017」みんなが選ぶお薦め商材コンテスト 金賞
「STAR WARS」シリーズ(住江織物)
作品の世界観を表現しながら女性層に共感されるデザインを実現


お薦め商材コンテスト 金賞受賞

 「JAPANTEX2017」恒例の「わたしが選ぶお薦め商材コンテスト」の金賞に、「STARWARS」シリーズ(住江織物(株))が選出された。
 ジョージ・ルーカスの構想をもとに、ルーカスフィルムが制作する「STAR WARS」は、言うまでもなく、1977年の映画第一作公開以来、毎回全世界的なヒットを記録し続けているスペースオペラ。本紙がお手元に届く頃には、第8弾となる10年ぶりの最新作「最後のジェダイ」が劇場公開されているはずだ。

 住江織物が展開する「STAR WARS」シリーズは、ルーカスフィルムを傘下にもつ、米国のウォルト・ディズニー・カンパニーとのライセンス契約に基づき製造・販売されているもの。
 ちなみに、今回金賞に輝いたアイテムは、エピソード7「フォースの覚醒」の世界観をベースとしている。
 今回は(株)スミノエMD部の西矢哲典氏(商品部ファブリック担当)と、牧素江子氏(デザイン部)に詳しいお話を伺った。

           ◆  ◇  ◆


「STAR WARS」シリーズ


スミノエブース

 「STAR WARS」に関連して、フィギュアやライトセーバーなど作品に直接関連したグッズのほかに、指輪やタイピンのようなアクセサリー類やジャンバー等のファッションアイテム、シェーバー、充電器、玩具、マグカップや絵皿のような日用品等々、登場するキャラクターをもとにした、様々なデザインのアイテムが製造・販売されている。

 従来こうしたアイテムは、長年この映画を観続けて来た、中高年男性(?)を中心とするコアなファン層に向け、「STAR WARS」の世界を忠実に表現したアート作品など、緻密で重厚なデザインが多かったわけだが、価格がどうしても高額になりがちだった。

 その一方で、このところ、「STAR WARS」という映画自体をよく知らない若い世代、特に、カワイイものが大好きな女性たちが気軽に手に取れるデザインも、大きな流れとして注目されている。まさにスミノエが展開する「STAR WARS」シリーズは今回、そのようなライトユーザーを意識したデザインが特徴で、ゆるい感じの手描きタッチなど、カワイイ仕上がり。品揃えもマットを中心に身近なラインナップとなっている。

 「コレクター層は男性が多いのですが、インテリアは女性が主導権をもっています。なんとか、女性に買ってもらえるような商品開発が出来ないかと考えていました」

 「モノづくりのハードルは高かったです。インテリアは商品となった時の存在感が雑貨とは違いますし、売れ筋もリンクしていません。それでも、あまりにインテリアっぽくならず、『STAR WARS』の世界をきちんと表現し、ECサイトに掲載しても映える、ライトユーザーが気軽に買えるデザイン、という加減が特に難しかったです」とのこと。

 デザインについては、ルーカスフィルム側が事前に制作した、様々なパターンの素材集から選び、商品に落とし込んだとのこと。
 中でも、チェアパッドは、デザイン上の制約を厳守しながら、米国と直接やり取りして創り上げたスミノエオリジナル。キャラクターそれぞれのポイントをデフォルメしつつ、きちんと誰がモチーフとなっているか、消費者に分かってもらえるようなデザインが難しかったとのこと。

 「私も自宅で使っています。小さなお子さんがいるお母さんたちがカワイイと思えるデザインです」

 「大人も子供も使えるデザインとなっていますので、いろいろなキャラクターを揃えて並べても、インテリアとして面白いと思います」

           ◆  ◇  ◆

 「STAR WARS」には、おなじみのダースベイダーやストームトルーパー、R2-D2、C3PO、ヨーダ、チューバッカなどなど、特徴的な人気キャラクターが大勢いるが、おススメは「BB-8」であるという。
 「BB-8」とは、「フォースの覚醒」から登場した、球体の身体を回転させてコロコロ動き回るドロイド(アンドロイドというか、ロボットのようなもの)。予告編が解禁されるや、映画公開前からそのかわいらしさが評判となり、ネット上では、コアなオヤジ層以外の女性ファンを、「STAR WARS」の世界へ多く獲りこんだ最大の功労者といわれているようだ。

 「『BB-8』の丸くて、オレンジのラインが特徴的な姿は、R2-D2やC3POの『妹キャラ』に見えて、気に入っていますし、女性ファンの共感を得やすい存在と言えるでしょう」

 「次回作『最後のジェダイ』は、女性が主人公になっているそうですが、女性をメインターゲットとしているインテリア業界としてはありがたいと思っています。ぜひ新作が盛り上がって欲しいですし、映画を観た10代の女の子やママたちが、雑貨を買うみたいに買
ってくれたらうれしいですね」とのことであった。
 ちなみに、スミノエの「STAR WARS」シリーズは、大型店、家具店や楽天、Amazonなどインターネットショッピングサイトにて販売中である。

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