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特集

2017年3月11日
「サンゲツ壁紙デザインアワード2017」初開催
新しい発想の壁紙デザインを募集  大賞受賞作品を商品化へ



 (株)サンゲツ(安田正介社長)は、同社初となるデザインコンペ「サンゲツ壁紙デザインアワード2017」を開催、2月1日~6月30日の期間、壁紙デザインを募集している。

 賞および賞金は、大賞(1点)100万円、優秀賞(1点)50万円、入選(3点)各20万円。また大賞受賞作品は商品化され、同社見本帳に正式に掲載される予定である。同社初のデザインコンペで、しかも大賞受賞作品が商品化されるという企画に、大いに注目が集まっている(同コンペ詳細は、下記特設サイト参照)。

 さて、その募集テーマとなるのが、~「Joy of Design」新しい空間を創りだす人々に、デザインするよろこびを提供する~だ。「Joy of Design」とは、サンゲツが昨年4月より新たに掲げたブランド理念と同一のもので、リブランディング以降、ブランドロゴの刷新やショールームの新設・リニューアル、WEBサイトのリニューアルなど、新しい方向性を示してきた同社が、デザイン・商品開発においても、従来にはないアプローチを仕掛けようという思いを込めたテーマといえる。
 キャッチコピーも「壊せ、壁紙の壁。」と刺激的で、これまでの壁紙デザインにはないような、自由で新しい発想の壁紙デザインを求めているのがヒシヒシと伝わってくる。

 「通常、壁紙を商品にするうえでは、さまざまな技法や制約などがありますが、まずはそうした専門知識を抜きに、建築・インテリア業界をはじめ、別分野のデザイナー、アーティストなどからも幅広くアイデアをいただければと思っています」(同コンペ担当者)



 こうした考え方の下、インテリア業界関係者はもとより、グラフィックデザイナーやプロダクトデザイナー、あるいは芸大・美大の学生など、より幅広く作品募集の働きかけを行なっていくという。もちろん一般ユーザーも参加可能だ。
 とはいえ、商品化をゴールとしているだけあって、実際に壁紙を使用した空間イメージの提出や、審査基準にも「商品化を前提とした機能的かつ造形的な美しさ」という一文が盛り込まれている。
 審査についても、審査員に寶田陵氏(建築家)、木住野彰悟氏(グラフィックデザイナー)、黒田美津子氏(インテリアスタイリスト)、そして安田正介社長とさまざまな分野の専門家を起用、幅広い視野で行う。

 どのようなデザインが応募されるのか楽しみなところだが、同社にとってはもう1つの狙いがあるという。

 「デザイナーを志す方々に、わが社のこと、壁紙のこと、内装材のことについて知っていただき、興味を持っていただく。そうすることで、将来的に優秀な人材を業界に導くことができるかもしれません。それが業界全体のデザインが活性化に繋がれば素敵なことです。幅広い分野の方々へ取り組みを理解いただくことを念頭に、今後も継続的に実施する予定です」とのことだ。

 なお、受賞結果は8月上旬にホームページで発表予定。応募方法などの詳細は特設サイトで公開中。また公式facebookページも開設し、随時情報を更新していくとしている。

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