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特集

2014年6月11日
【連載】Interian Color――原宿・観光案内
(社)日本パーソナルカラリスト協会 渡部尚子氏


原宿駅前の横断歩道。
連日多くの人が行き交う

私が勤めている協会事務所はJR原宿駅近くにあります。「原宿」と聞くと、どのようなイメージがあるでしょうか。今回は趣向を変えて、原宿の観光案内をさせていただきます。
JR原宿駅から表参道交差点までを範囲とすると、実にさまざまな景色が広がります。まずは大きく広がる明治神宮。明治天皇と昭憲皇太后をお祀りするこの神社は鬱蒼と茂った木々に囲まれていますが、これは全国から献木された約10万本を植栽した人工林です。面積は70万平方メートル、明治神宮は、東京オリンピックが開催される2020年、創建100年を迎えることになります。いくつかのパワースポットも有名で、毎年初詣には日本一たくさんの人が参拝するというニュースをお聞きになったこともあるでしょう。

先日、散策目的で明治神宮にお参りしました。この時期にしては気温が高く、日向では汗ばむような陽気でしたが、一歩神宮の中に入ると空気も涼やかで、森の木々から発せられるマイナスイオンを感じながら、緑のグラデーションを楽しんできました。都会にいながらこの雰囲気は、なかなか味わうことができません。平日の昼間にもかかわらず多くの人でにぎわっていて、特にアジア圏を中心とした外国の方がお参りしていた光景には少し驚かされました。緑はリラックス作用や鎮静作用があるといわれています。日頃の眼や体の疲れを癒すには、この緑の空間に囲まれるのは効果があるのではないでしょうか。この時期は朝5時から開門しているそうですので、少し早起きしてお参りに、というのはいかがですか。

さて原宿というと、やはり若者の街というイメージではないでしょうか。ラフォーレ原宿や「ファストファッション」と呼ばれる店、そして竹下通りは、連日若者たちでにぎわっています。欧米の有名な歌手などが来日の折、竹下通りにあるブティックで買い物をするといった光景を、ワイドショーなどで目にすることもあります。店内はさまざまなデザインの服がカラフルに展開しています。そして原宿から表参道交差点へゆるやかな坂を進んでいくと、一流ブランドと言われる店が次々と現れます。この区域は“少し大人の街”となります。ディスプレイもそれぞれ特徴を活かして、格調高く飾られています。

また原宿にはご存知のとおり、行列のできる街です。パンケーキの店、ポップコーンの店、インテリア雑貨の店。「日本初上陸」や「東京初出店」などの文字が躍り、興味を抱きます。ファストファッションやブランド店も含め、ともすればライバルともなり得るこれらの店が、あまり距離をおかずに出店している、というのもおもしろい現象だと思います。同じような店が近距離で展開しているのは、自分の欲しいものを探しやすいという利点があります。テレビのインタビューであるポップコーン店の店長が、「ライバルではありますが、一緒にポップコーンをもっとメジャーにしたい」とコメントしていました。消費者からすると、食べ比べてみたい、自分の気に入ったものを見つけたい、という心をうまくつかまれてしまって、思わず並んでしまうような気がします。開店から半年、1年近くになってもまだなくならない行列。
ちなみに私はこんなに近くで働いているのに、いまだにポップコーンを食べられずにいます。

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