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特集

2014年1月12日
【連載】Interian Color――富士は日本一の山
(社)日本パーソナルカラリスト協会 渡部尚子氏

2014年、新しい年を迎えました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
私ども日本パーソナルカラリスト協会は、今年10周年を迎えます。これまでパーソナルカラーの知識を資格として「パーソナルカラリスト検定」を実施し、数多くのパーソナルカラリストを輩出してきました。
パーソナルカラーというのは人が生まれながらに持っている自分色のことです。つまり肌の色、瞳の色、ヘアカラー前の髪の色や頬、唇の色などがどのような色なのかを分析し、その色に合った色を身に着けたりすることにより、その人が生き生きと輝いて見える、という考え方によるものです。自分の個性を色で分析し、色で“自分らしさ”を表現するということ。「似合う色」はその人の魅力を最大限に引き出すことができます。人の第一印象はほんの数秒で決まる、と言われていますので、似合う色を身に着けていると相手に良い第一印象を与えることができ、このような場面でも色の力が発揮されるということになります。

パーソナルカラーの考え方では似合う色は「赤が似合う」「黄色が似合う」というのではなく、どの赤が似合うのか、どの黄色が似合うのかということになります。ワインレッドのようなクールなイメージの赤が似合うのか、神社の鳥居のように朱がかった暖かみのある赤が似合うのか、といった具合です。この根底には「アンダートーン」という考え方があります。クールなイメージで、色の中に青みを感じるグループの『ブルーアンダートーン』、温かいイメージで、色の中に黄みを感じるグループの『イエローアンダートーン』。このグループ同士の色で配色すると、全体に統一感があり調和する、と考えています。肌などの色に合わせて、同じアンダートーンで服などを揃えるということ。従ってこの考え方は人だけではなく、たとえばインテリアやファブリックの色を揃えるとお部屋全体、家全体に統一感が生まれ、心地よい空間になるということです。10周年にあたり私どもは、このパーソナルカラーとアンダートーンの考え方を、あらゆる分野の方々にも活用していただける色彩調和法として、広くご紹介していきたいと思っております。



さて、話は変わりますが、昨年末、世界遺産に登録された富士山を撮影する撮影会に参加しました。実は富士登山の経験もあるのですが、「わざわざ」富士山を見に行く、写真を撮りに行くということはありませんでした。静岡県側、山梨県側、それぞれに違う表情を見せる富士山は、それでもどこから見ても雄大で気品があり、圧倒的存在感でした。いろいろな撮影スポットに連れて行っていただき、とにかくシャッターを押し続けましたが、
結局お見えできるようなのはほんの数枚。幸運にもお天気に恵まれ、日頃のバタバタした生活を離れ、心静かに被写体に向き合い、とても大きな存在の富士山と向き合ったことは、自分自身の命の洗濯にもなったようです。やはり富士は日本一の山。富士山のように、協会も私自身も「さすが!」と思われるようになりたいものです。

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