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2025年3月27日
【異業種から見たインテリア市場】
業界の垣根を越え、「異業種の技術」を融合したコラボレーション
レザーを基盤とした新たな素材づくりに取り組む「ロビココ」
CHIENOWAコミュニケーション代表 川﨑智枝


日本橋にあるロビココのショールーム

◆「抹茶」や「コーヒー」を使ったレザー

 インテリア業界にも、皮革(本革)を使用した家具やライフスタイル雑貨などが広がる中で、新たな価値を提供するのが、2024年に立ち上がった「ロビココ」である。
 例えば、「宇治抹茶×レザー」「コーヒー×レザー」「デニム×レザー」など、意外な材料やその技術との掛け合わせによって生まれたオリジナル皮革。
 特に、抹茶やコーヒーレザーは、サステナブルな素材開発が注目される中、食品の残渣を利活用したもの。食品流通の過程で売り物にならなかった抹茶やコーヒーの残渣を回収し、鞣す過程で再度活用することで新たな付加価値を創出した。

 皮革が製造されるプロセスは、食肉の副産物である原皮を、植物タンニンや化学薬品などで鞣して、腐らないようにする工程が不可欠。一般的にタンニン鞣しの皮革には、〝ミモザ〞などの植物から抽出したタンニンが使われているが、そこへ同じくタンニンが豊富な新たな素材を掛け合わせることで、今までにない質感と価値観、またほのかな〝香り〞までも付加することが可能になった。

 (株)ロビココの代表取締役である森田正明さんに伺った。

 

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