◆注意!火災多発の季節
ようやく寒くなってきました。これからの季節、気をつけなければならないのが火災です。12月から翌年3月まではとくに多発する時期であり、火災による死者の多くが住宅で発生しています(消防白書より)。
東京消防庁では、住宅火災から命を守る方法として消火器や火災警報器の活用を勧め、さらに「防炎品」の使用による延焼拡大防止を呼びかけています。
消防法令に基づき、
その物品に防炎性能があることを示す、
じゅうたん等の「防炎ラベル」
(日本防炎協会)
◆「防炎物品」が命を守る
日本防炎協会によると、防炎品のなかでも、消防法に定められた防炎性能基準の条件を満たしたものが「防炎物品」です。
高層建築物、旅館やホテル、病院など不特定多数の人が出入りする建築物等で使用されるカーペットやカーテンなどは、「防炎物品」であることが義務づけられています。
一方、住宅は消防法の防炎規制の対象からは外れているものの、「高さ31mを超える高層建築物は用途に関係なく規制対象となる」(日本防炎協会)ため、概ね11階建て以上にあたる高層マンション等については、低階層も含めてカーペットなどは防炎物品を使わねばなりません。
◆業界先導して安全住宅を
こうしたなか、最近は消防庁などのPR効果もあり、住宅種別を問わず防炎カーペットを買い求める人が増えてきているという話をよく耳にします。
インテリア企業はそうしたニーズに応え、家庭用帖敷カーペット見本帳では、防炎品を多くラインナップしています。裏面吸着加工付きで人気の住宅用タイルカーペット(国産タフト・平織)は、ほぼ全てが防炎品。ロールカーペット見本帳収録品も同様です。
我々インテリア業界が先導し、防炎カーペット、防炎カーテンの使用を生活者に勧め、安心・安全な住まいをつくっていきましょう。(日本カーペット工業組合事務局)
【お知らせ】
冊子「新訂カーペットはすばらしい」はPDFファイルで公開しています(無料でダウンロード可能)。
当組合ホームページにアクセスしてください。
http://www.carpet.or.jp/ 組合公式Instagram, Facebookでも情報発信しています。
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