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2024年2月28日
【この人に聞く】リノベーション協議会 本部事務局 次長 武部裕行 氏
リノベーションコーディネーター資格制度を推進
2024年度試験は8月1日より受付開始へ


武部裕行 氏

 「リノベーションコーディネーター(RCN)」は、いわばプロの「暮らしの編集者」です。リノベーションが家づくりに浸透した現在、「Quality of House」から「Quality of Life」(QOL)を大切にする、即ち「家」そのもの以上に「暮らし」の質への関心が高まって来ていると感じます。

 自分らしい暮らしは、つくるものでも、買うものでもなく、「編集する」ものという視点に立った時、リノベーション業界に求められているのは、「暮らしの編集」の伴走をしてくれるプロの存在と言えます。

 この「リノベーションコーディネーター」資格制度は、リノベーションに携わる仕事が、住宅を売って終わり、つくって終わりではなく、お客様の「暮らしを編集」できる仕事となっていくように、テキスト(『リノベーションコーディネーターハンドブック』)や、オンライン等の講習会を通して学び、資格試験を受験の上、一定の理解度に至った方々に資格を授与するべく、2022年よりスタートしたもの。当協議会の会員・非会員や年齢、学歴、取得資格などを問わず、リノベーションに関心がある方なら、どなたでも受験できます。

 合格者の平均年齢は39.1歳。業種としては、リノベーション(請負)48.2%、不動産買取再販26.4%、不動産(仲介)13.7%、建材・設備2.8%、金融0.8%、その他8.1%となっています。

 合格者の登録は、協議会会員企業に所属されている社員の方は無料。非会員の方は登録料5,500円で、今後3年ごとに資格の更新講習(講習費5,500円)を予定しています。

 2022年に資格を取得した業界の実務経験者の皆さんからは、リノベーションの仕事を、全体的、体系的に網羅しているため、試験勉強を通じて実務経験がない分野まで補完でき、お客様への安心感と、今後のご自分の成長にもつながるなどといった声が寄せられています。

 「リノベーションコーディネーター」は、まだまだ資格制度、教育プログラムとしての認知度が低いので、幅広く周知、広報していくことが課題だと考えています。協議会事務局としましては、初年度は、資格試験を、リノベーション協議会会員企業を中心に試験的に開催しましたが、今後はさらに、一般に向けても広く開放していきたい考えで、リノベーション事業や住宅、不動産に従事する人にとって、既存住宅、リノベーションの基礎知識を学ぶプログラムとしてご活用していただきたいと考えています。

 なお、リノベーションコーディネーター資格試験の次回試験につきましては、現時点で左記を予定しています。
 
 ●申込期間:2024年8月1日(木)〜10月31日(木)
 ●試験期間:2024年11月1日(金)~11月30日(土)

 詳細につきましては、後日公式サイトにて発表予定ですので、受験をお考えの皆さんにおかれましては、最新情報をウェブサイトでチェックしていただければ幸いです。

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