今号1面にてご登場いただいたアトリエサンクレーヴの小池氏は、内装仕上工事の施工単価が上がらない原因として「材工共」の弊害を挙げていた。
「材工共」とは、製品価格と施工単価を一式で提示するもので、現場施工によって完成品となるインテリア製品の場合、どうしても「材工共」で価格を提示するケースが多くなる。特に壁紙は製品価格よりも施工単価の方が大きいため、「材工共」での金額提示がより分かりやすく、内装業界に広く浸透してきた。
しかしながら、製品価格と施工単価が一体化しているため、施工単体の金額は分かりにくくなる。金額が分からなければ、その価値もまた分からない。価値が伝わらなければ、そこにお金を掛けようという意識にはならず、施工単価も上がらないというわけだ。
この記事は購読者専用記事となります。インテリアビジネスニュースをご購読 いただけますとユーザーID、パスワードを発行いたします。
|
|