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サコのプレゼン　生地はウルフモーリッツ

　マナトレーディング(株)は、1月にフランス・パリで発表された「サコ」と「ルベリ」の2015年春夏コレクションのプレゼンテーションを、3月2日（月）に東京ショールームにて開催した。両ブランドとも本国から輸出部門の責任者が来日し、直接日本の関係者に生地の紹介を行った。

　「サコ」の新作コレクションの一押しは、シノワズリをサコらしく取り入れた「SHANGHAIN NIGHTS」。レッドやゴールドといった中国らしいカラーリングをはじめ、ドラゴンや中国文字をモチーフにしたデザインをコンテンポラリーに仕上げた。この他、インディゴブルーをイメージした「INTO THE BLUE」、スパンコールをふんだんに活用するなどゴージャスながらナチュラル感を出した「SHALET LUXE」、そしてウルフ・モーリッツからはゴールドやアンバーといったカラーで日本風の甲冑や兜など表現した「REFLECTION by ULF MORITZ」が発表された。

　一方の「ルベリ」の新作コレクションは「Substance and Extravagance」（物質とぜいたくな豊かさ）をテーマに、カラーに重点を置き、タペストリーや刺繍、絵画などからデザインの要素を取り入れたオリジナリティーの高い生地を取り揃えた。その中でもトップデザインが「GRANCANAL WALL」。18世紀初頭のベニスをデザインした版画をもとに、トワレ柄にアレンジ、厚地の織物と薄地のデジタルプリントの他、壁紙にも同柄を展開する。ちなみに同生地は、ベニスの景観を保護する目的で、売上25％が「Save the Venice」団体へ寄付される。
　また2013年に初めて発売した壁紙コレクションのシリーズ第2弾も発表した。