特集
2006年10月30日配信
2006年10月30日配信 | ||||||
JAPANTEX2006を彩る 《人》 町田ひろ子氏 |
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――JAPANTEX2006直前連載企画 | ||||||
■テーマ展示 [アトリウム――食] 家族をするために集う空間―キッチンリビングを提案 町田氏が受け持つテーマ展示は、「衣」「食」「遊」のうちの「食」で、「美味しいリビング」をテーマに最新のライフスタイルを提案する。 現代は家族それぞれが自分の時間割を持ち暮らしている。そのため、すれ違い、弧食化など家族という形態が崩れつつあり、「家族をする」ことの大切さをキッチンリビングという発想で提案する。 「人を集めるのに一番効果的なのは『食』です。美味しいものがあるところ、温もりがあるところには必ず人が集まってきます」と語る町田氏。 リビングが通路化してしまっている今、家族が集まりたくなるような仕掛けが必要で、その仕掛けのキーワードが「食」というわけである。
空間構成のポイントは「目線」と「気配を遮断しない家具配置」で、そのため、東京電力が開発したスタイルキッチンを導入。実際に料理しながら、シャンデリアを使った場の華やいだ雰囲気と合わせ「家族する」ことの楽しさ、大切さをアピールする。 三階建の意味は、ダイニングテーブルを輪の中心に家族それぞれの「個」への広がりを表現するため。ブースのスペースに限度があり、広がりをタテ方向に表現したもの。 新開発「ストレスフリーファブリック」を発表 もう一つ見逃せないのが新開発の「ストレスフリーファブリック」。撥水、防水、防汚、消臭、VOC低減などを付与した多機能ファブリックで、町田氏が永年の経験から必要性を確信しプロデュースしたもの。カーテンの新しい使い方(イメージはハーフトランスペアレンシー)にも注目。 ■ビジネスセミナー 講座B 11月23日(水)11時~12時30分 607会議室 町田氏のセミナーは毎年多くの受講者を集める人気講座である。今回のテーマは、アトリウムのテーマ展示と連動しており、「インテリアコーディネーターが開発した新素材―少子高齢社会とインテリア」である。家族をすることの大切さ、ストレスフリーファブリックの開発コンセプト、経緯を詳しく解説してくれる。 町田氏はインテリアにおいては「高齢化対応」という言い方をしないと言う。高齢者はけっしてハンデキャッパーではないという思いからで、発想のコンセプトであり提案をより理解するポイントでもある。 展示、セミナーとも、豊富な海外経験と数多く関わったプロジェクトを通して培い、永年温めてきた構想を具体化したものである。 テーマ展示とセミナーは連動しており、「セミナーを聴いた上でテーマ展示を観て欲しい」がご本人の希望である。 町田ひろ子氏プロフィール 武蔵野美術大学産業デザイン科を卒業後、スイスで5年間家具デザインを研究。 1975年、アメリカ・ボストンに渡り「ニューイングランド・スクール・オブ・アート・アンド・デザイン」環境デザイン化を卒業。77年に帰国し、日本で初めて「インテリアコーディネーター」のキャリアを提唱。78年東京に「町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー」を設立。85年「学校法人町田学園」設立。 2000年、IC等住環境のスペシャリストを派遣する㈱アイシースタッフ会長。 2004年、英国の名門インテリアスクール「KLC school of design」と提携。現在、日本で唯一のディプロマ取得可能校として、国際的に活躍できる人材の育成に力を注いでいる。全国8校のアカデミー校長。インテリア設計事務所・㈱アイシーワークス代表取締役。その他、インテリア、プロダクトデザイン、環境デザインなど幅広いプロジェクトを手がけている。 【インテリアビジネスニュース 2006年10月25日号掲載】 |
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