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「デコブラインドコンペティション」にチャレン ジした、文化学園大学の皆さん

　(株)ニチベイと文化学園大学造形学部の産学連携による「デコブラインドコンペティション2024」は、さる9月27日、同大学にて最終プレゼンテーション及び審査会が開催され、最優秀賞に根本瑠奈さんの「MyLife」、優秀賞に川野志帆海さんの「energy」、小見山海翔さんの「金烏玉兎のいれかわり」、IBN賞には関野花菜さんの「Princess Lace」を選出した。

　この「デコブラインドコンペティション2024」は、学生たちが自由な発想で、ニチベイのよこ型ブラインドを様々な材料でデコレーションし、世界に一つだけの窓まわりを演出するもの。今回は10名の生徒がチャレンジした。

【最優秀賞】
根本瑠奈さんの作品

　まず、最優秀賞に選ばれたのは、根本瑠奈さんの「My Life」。音楽好きの根本さんは、ブラインドを見て自然と気分が上がるデザインを考えたとのこと。ジャマイカから着想を得たモチーフを組合せたポスター風のデザインは、カッティングシートで作られた夕日が型ガラスの窓に映る実際の夕日と重なることで、海に沈むように見える。スラットの角度を調整すると、景色に溶け込むようなグラデーションが表現されるなど、窓の特性を活かした点も評価された。

【優秀賞】
川野志帆海さんの作品

　優秀賞に選ばれた川野志帆海さんの「energy」は、「木を活かした象徴的なデザイン」がテーマ。木から感じる生命力から光合成をイメージし、葉緑体をデザインした。立体感や浮遊感を意識した細やかなデザインの葉緑体は、光を受けながら空気と水を含んでいる様子が見事に表現されている。スラットを回転させると、光を受けながら庭の樹木と一体化していく演出も美しい。