本紙紙面
2024年9月26日配信
【プロダクトナウ】ニチベイ
ロールスクリーン「ソフィー」、縦型ブラインド「アルペジオ」がモデルチェンジ
「V&A」とコラボしたロールスクリーン「ソフィー」
アーカイヴのデザインそのものではなく、
一点一点をロールスクリーンに合うよう調整し、
リデザイン
(株)ニチベイは、ロールスクリーン「ソフィー」を大幅にモデルチェンジし、6月17日に新発売した。
新しい「ソフィー」の生地は、全77柄・347アイテムで構成。どんな空間・窓にもフィットするデザインとして、多配色無地シリーズや遮光生地、広幅対応生地が充実。さらにV&A(ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館)とのコラボレーション柄など、様々な点が話題となっている。ここでは特に、専門店やICなど窓回りのプロに知ってほしい情報を列挙した。
新「ソフィー」はミニマルタイプ推しに
オーバル形状に変更された
「ソフィー」のウェイトバー
スクエアウェイトバー
ウエイト部をスリムでコンパクトに仕立てた、人気の「ミニマルタイプ」が進化した。板状のアルミを袋縫いして、ウエイト部がすっきりとした印象の同モデルだが、今回ウエイトの形状や周辺の構成パーツを見直し、よりスタイリッシュになった。
また「ミニマルタイプ」の操作方法に、新たにスマートコード式が適用となった。一本のコードで昇降操作するスマートコード式は、高い操作性と安全性が注目されるが、すっきりとした印象の「ミニマルタイプ」と相性が良いと言える。
この「ミニマル」仕様は、縦型ブラインド「アルペジオ」でも展開されている。ミニマルを謳った仕様をロールスクリーンと縦型ブラインドの両方で展開しているのはニチベイの特長と言えそうだ。
一方、「標準タイプ」のウエイトバーも変更した。従来の円形からオーバル形状となり、スクリーンを下ろした際のフラット性をより高めたという。ウエイトバーはこのほかに、標準のウエイトを袋縫いしたものや、シャープな印象の「スクエアウエイトバー」、建具と合わせやすい木目デザインがあり、ウエイトバーのバリエーションは群を抜いている。
「アルペジオ」は125㎜の広幅ルーバーが登場
窓のトレンドを先取りする縦型ブラインド「アルペジオ」
「アルペジオ」の提案例。バックレーススタイルなど光の透け感を楽 しむ提案も
他方、同日に新発売したバーチカルブラインド「アルペジオ」は43柄・257アイテムの生地で構成。
今回のモデルチェンジでは、125mm幅ルーバーを新たにラインアップ。同社ではかつて、インチ規格を基準にした127mm幅の展開を試みた経緯があるが、今回改めて125mm幅として展開する。
125mm幅ルーバーの目玉として、専用のジャカード生地を独自にデザインした。このデザインを実現するためには、125mm幅ルーバーにズレなく柄を収める必要があるが、生地は伸縮や裁断時のズレで柄の位置が変わりやすい。そのため、織布・染色・裁断など各工程で何度も試作を繰り返したとのこと。高度な加工技術が成し得た繊細なデザインと言えよう。
人気のバックレーススタイルでは、新たに75mm幅ルーバーが登場。設置に必要な奥行サイズが従来よりもコンパクトになり、標準的なカーテンボックスへの天井付けにも対応できるという。
……などなど、色柄以外にも細かな見どころが多い、新しい「ソフィー」「アルペジオ」の話題は尽きない。ぜひ現物でご確認いただきたいとのことだ。
ニチベイのホームページ
https://www.nichi-bei.co.jp
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