本紙紙面

2024年6月12日配信

「ドモテックス・アジア/チャイナフロア2024」レポート
「自然素材」と「サステナブル」に注目集まる
ビニル・硬質系床材は機能性を追求

合同開会式の模様
合同開会式の模様

田島ルーフィングのブース
田島ルーフィングのブース

 5月28日(火)~30日(木)の3日間、中国・上海の国家会展中心(NECC虹橋)において、建築関連見本市7展による複合イベント「BUILDASIA Mega Show」が大々的に行われ、そのメイン見本市として、アジア最大のフロアカバリング国際見本市「ドモテックス・アジア/チャイナフロア2024」が開催された。

 「BUILD ASIA Mega Show」には、フロアカバリングをはじめ、ブラインド・シャッター関連(R+Tアジア)、空間デザイン、建築素材などの最新製品・情報が集結、巨大な見本市会場である国家会展中心の7割以上(16ホール中12ホール)を使用して行われた。そのうち「ドモテックス・アジア/チャイナフロア」は全8ホールを使用(前回の7ホール構成から拡大)、中国の建設・住宅市場の不況、あるいは不動産バブル崩壊が囁かれている中、昨年を上回る40カ国約1600社の企業・ブランドが出展、ビニル系・硬質床材、木質系フロア、カーペット・ラグ関連、スポーツ系フロアなどあらゆるフロアカバリング製品が提案された。日本からは昨年に続き大建工業、アイカ工業、ユニチカの他、田島ルーフィング、大日本印刷も参加した。

 また今回は全体の開催テーマを「Beyond Flooring(床材を超えて)」に設定し、フロアカバリング製品に加えて、床材の技術を活用した壁面パネルの提案なども多数行われるなど、「BUILD ASIA Mega Show」も含めて、建築系製品・資材を幅広くカバーするイベントとして見どころの多いものとなった。

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