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「ルノンホーム 2023-2026」見本帳

　ルノン(株)（関口修一社長）は、新たな壁紙見本帳「ルノンホーム2023-2026」を、さる8月2日に新発売した。

　「ルノンホーム」は、住宅をはじめ商業施設、ホテル、病院・福祉施設などあらゆる空間に対応する同社の基幹見本帳である。その大きな特徴となっているのが、同見本帳内に同社オリジナルブランドが多彩に掲載されている点である。

　独自技術「トリプルフレッシュ」のサイクル消臭機能により8つの悪臭原因物質（ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ニコチン、酢酸、硫化水素、アンモニア、トリメチルアミン、メチルメルカプタン）を吸着・分解する壁紙シリーズ『空気を洗う壁紙』、この消臭技術をベースに、(株)日建スペースデザイン監修のもと日本の伝統工芸や四季、風景などをサーフェスデザインに落とし込んだ『空気を洗う壁紙 クラフトライン』、(株)日比野設計との共同開発により子供の感性を育むカラーラインナップを展開する『幼児の城』、スウェーデンを拠点に活動をしていたデザイナー・木内千彩子氏が手掛ける『MiriKulo:rer（ミリクローレル）』など独自の世界観を有するオリジナルブランドの数々を展開してきた。

　そして、今回発売した「ルノンホーム 2023-2026」では、新たなブランドとして、ライフスタイルショップ・アクタスとのコラボレーションによって開発した『NORDIC Board Produced by ACTUS』（4柄25点）が登場した。

　アクタスは、1969年の設立以来、50年以上にわたって北欧の豊かなライフスタイルを、家具や照明、インテリアアイテムなどを通じて提供してきた。『NORDIC Board』は、そうした北欧の人々の目に映る自然のカラーパレットから、繊細なカラーとテクスチャーを取り出した壁紙デザインとなっている。

　『NORDIC Board』のラインナップは「SIMPLICITY（シンプリシティ）」「ELEMENTAL（エレメンタル）」「CONTEMPORARY（コンテンポラリー）」「EFFORTLESS（エフォートレス）」の4ライン。

SIMPLICITY　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ELEMENTAL

CONTEMPORARY　　　　　　　　　　　　　　　　EFFORTLESS

　「SIMPLICITY」は、北欧スタイルのインテリアにマッチするグレー、ベージュ、モスグリーンをスモーキーで濃淡のあるカラーバリエーションで展開している。
　黄色みがかった5色のグレージュを揃えるのが「ELEMENTAL」。コテ跡を残したような塗装仕上げの質感も特徴となっている。
　また「CONTEMPORARY」では青みがかった4色のグレーを展開、そして「EFFORTLESS」ではホワイトからチャコールグレーまでのモノトーンを6段階のグラデーションで表現する。

　いずれもベーシックでプレーンなテクスチャーが魅力の、北欧らしい自然素材と調和する上質な壁紙に仕上がっている。
　今回のコラボレーションでは、アクタス側は見本帳のページレイアウトやネーミングにも関わるなど、アクタスの世界観の表現に非常にこだわったとのことだ。