本紙紙面
2021年3月11日配信
【ザ・チャレンジ】ノート(東京)
内装工事の廃材や余った資材等を回収し
欲しい人へつなぐ「実験エコ場市」開催
井上社長(中央)とgram(株)の宮城真里奈さん(左)、同じくスタッフの吉村謙一さん(右)
我が国では、まだ食べられるのに、毎日膨大な量の食材が廃棄される「フードロス」が問題となっているが、実は内装工事の現場でも同様の事態が起っているという。
万が一、現場で材料が足りなくなると困るので、余裕を見て発注して余った壁紙やタイルカーペット、ダイノックシートなどの内装材、寸法や数量の誤発注で使えなくなった造作材や什器等々、まだ使えるのに廃棄される「材料ロス」が発生しているのだ。
余った資材が別の現場で使えれば、在庫として持っていても何ら問題ないが、それは無地の量産クロスなど、売れ筋の一部の品番に限られるだろう(似たような商品が多くて、混乱する危険性もあるかもしれない)。
また、輸入のタイルカーペットなど、商品によっては最小注文ロット数(㎡数)が多いことを、設計側が知らずに、見た目重視でほんの少しだけ図面上にスペックすることで、大量に余りが出てしまうケースもある(設計と交渉して、使用製品を変更してもらえれば問題ないのだが)。
そうした中、内装デザインや施工を手掛ける(株)ノート(井上徹也社長)では、墨田区菊川に昨年開設した「エコサロン」にて、店舗工事やオフィス工事で発生した材料ロスを無料で回収し、欲しい人たちに提供する、「実験エコ場市」という新しい試みを、さる2月20〜23日の期間に開催。クラフト好き、DIY好きの地元住民等の注目を集めているという。
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