業界ニュース

2024年2月26日配信

川島セルコン 「卓上の華・テーブルクロスと皿敷」展を開催中

紋織卓被「蜀江文」明治後期
紋織卓被「蜀江文」明治後期

 (株)川島織物セルコンは、本社併設の川島織物文化館(京都市左京区)にて、「卓上の華・テーブルクロスと皿敷」展を2月26日(月)〜2025年1月31日(金)まで開催している。

 明治初期の文明開化によって、日本の暮らしは大きく変化した。西洋の様式を取り入れた洋風建築が盛んに建てられると、空間に調和する室内装飾織物のアイテムとして卓被や卓敷、皿敷が求められるようになった。二代川島甚兵衞は、1886(明治19)年の初めての海外視察で西洋式室内様式に触れ、これらの室内装飾織物の必要性を実感、帰国後早々に室内空間のトータルコーディネートのための独自の意匠や織物製作方法を考案、普及に努めると同時に、輸出の可能性も見据えたモノづくりをすすめた。例えば、皿敷などは、単価を抑えて量産を試みる一方で、小さな限られたスペースに、日本を代表する名勝や四季の草花、能楽や絵画等の文化を表現し、世界の万国博覧会に出品し、輸出拡大への足掛かりとした。

 「卓上の華・テーブルクロスと皿敷」展では、綴織卓被「鳳凰宝艸麒麟瑞雲」の原画や紋織卓被「正倉院花喰鳥」、紋織皿敷「群鶏」(未仕立て)をはじめ、明治から昭和にかけての卓上を華やかに彩った織物やその原画、織下絵などを展示する。また、二代川島甚兵衞が1889(明治22)年に京都・三条高倉に建てた3階建ての洋館「織物参考館」3階の内観をイメージしたコーナーを設置、当時の室内装飾空間が感じられる。見学は事前予約制。

川島織物文化館のホームページ
https://www.kawashimaselkon.co.jp/bunkakan/

インテリアビジネスニュース購読案内

インテリアビジネスニュースは、インテリア専門店動向をはじめとするインテリアビジネスの最前線情報から消費者動向に至るまで、幅広く、深くインテリアビジネスに関する情報を発信しています。
より詳しくインテリア業界を知るための必携の専門新聞です。

  • ご購読のお申し込み
  • サンプル紙ご請求

IBNewsグループサイト

インテリアビジネスニュース
月2回発行
インテリア業界専門新聞
カーテン買うならこのお店
カーテンショップ選びの
総合情報サイト
カーテントレンドニュース
カーテン業界の
トレンド情報等を発信中!

Get ADOBE FLASH Player
当サイトでは、一部FLASHを使用しております。ADOBE FLASH Player をお持ちでない方は、左バナーをクリックしてダウンロードしてください。