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表彰式

　(一社)日本フリーランスインテリアコーディネーター協会（JAFICA／江口惠津子会長）は、12月14日（水）、東京・千代田区の学士会館にて「未来に続くインテリアコンテスト　〜withコロナからの新しいくらしのかたち〜」の表彰式を開催、受賞者や審査員の他、協賛企業など多くの業界関係者が参加した。

　同コンテストは、2050年のカーボンニュートラルを目指して、環境を意識したやさしい暮らしの形を表現するインテリアコーディネート作品を募集するもので、プロを対象とした「実例部門」と一般ユーザーや学生などを対象とした「アイディア部門」の2部門で行った。先般、受賞作品が発表され、「実例部門」の最優秀賞は「人も間も心も緩やかに繋ぐアウトドアリビング＆インドアガーデン」（ミラー奈美さん・株式会社Two Zone）、「アイディア部門」の最高賞であるJAFICA賞は「中庭コミュニティ」（根岸香織さん・E&Gアカデミー）が獲得した。

根岸香織さんのプレゼンテーション

ミラー奈美さんのプレゼンテーション

　表彰式では、アイディア部門の受賞者4名（JAFICA賞1名、ナイスアイディア賞3名）、実例部門の受賞者4名（最優秀賞1名、優秀賞3名）の計8名が全員参加し、表彰と副賞（メーカー協賛品）が贈られた。

　表彰式に続き、「アイディア部門」JAFICA賞を獲得した根岸香織さん、「実例部門」最優秀賞を獲得したミラー奈美さんによる受賞者プレゼンテーションが行われた。
　根岸香織さんの作品「中庭コミュニティ」は、普段は眺めるだけのマンションの中庭を、コミュニティーの場として使う中庭にしようというアイデア。コロナ禍で孤独を感じる人が増える中、気軽にあいさつができる空間にするという新しい中庭の利用法が評価された。

　一方のミラー奈美さんの作品「人も間も心も緩やかに繋ぐアウトドアリビング＆インドアガーデン」は、アメリカ人の夫とともに10年以上かけてセリフリノベーションをした自宅のリフォーム物件で、バーベキューのできるアウトドアリビングをメインに、インテリアとアウトドアを緩やかにつなぐさまざまな工夫が盛り込まれている。キャンプライフをそのまま持ち込んだインテリアとして高く評価された。

　表彰式に先立ち、江口会長があいさつ、「今から34年前に『全国』、そして『フリーランス』という大きな冠を掲げた先輩たちに敬意を持って、さらに次の30年につなげるための取り組みとしてこのコンテストを企画しました。皆様のご協力を得て実現することができました。未来に続く新しいインテリアの形を、新しいインテリアの景色を皆様と一緒にみたいと思っています」と感謝の言葉を語った。

　なお「第2回未来に続くインテリアコンテスト」は、2024年度に実施する予定である。

受賞者と審査員

■受賞者一覧
【実例部門】
・最優秀賞
「人も間も心も緩やかに繋ぐアウトドアリビング＆インドアガーデン」（ミラー奈美さん・株式会社Two Zone）

・優秀賞
「アパートメントプロジェクト〜インテリアを楽しみたくなるアパートメントbreeze court〜」（鈴⽊恵理⼦さん・Luna crescente建築デザイン室）
「フルリノベーション＜店舗兼住宅からホステルへ＞」（田内邦美さん・K.t）
「新緑を映す家」（橋本健史さん・(株)ルポハウス）

【アイディア部門】
・JAFICA賞
「中庭コミュニティ」（根岸香織さん・E&Gアカデミー）

・ナイスアイディア賞
「都会に冀望（きぼう）を」（坂本 くるみさん・千葉県立市川工業高等学校インテリア科）
「デアイマ ～人と人とを繋ぐ空間～」（松津見穂さん・駒沢女子大学人間総合学群住空間デザイン学類 インテリアデザインコース）
「青ぺん祭」（田代未羽さん・千葉県立市川工業高等学校インテリア科）