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石原和幸氏と大塚社長

　(株)大塚家具は、英国チェルシーフラワーショーで11個のゴールドメダルを獲得するなど、数々の賞に輝く世界的庭園デザイナー石原和幸氏（(株)石原和幸デザイン事務所）と、インテリアとグリーンの総合的な空間プロデュースを進めていく業務提携に関し、基本合意したと発表した。

　これまでも両社は、個別の案件で協力し合うことがしばしばあったが、法人向けなど金額が大きいケースもあり、一歩踏み込んで、正式に業務提携を取り結んでおく方がいいと判断したとのこと。今後は、大塚家具が扱う家具インテリアと、石原和幸氏が手掛けるグリーン、ガーデン等を合わせ、総合的な空間プロデュースすることで、快適で安らぎある環境を提供していきたいとしている。

　具体的には、クリスマスツリーや門松などコラボ商品の開発をはじめ、9月にオープン20周年を迎える新宿ショールームの店内緑化やディスプレイについても共同で推進。また、住宅や結婚式場・ホテル等の法人等々、関連するそれぞれの顧客を相互に紹介し、大塚家具のコントラクト事業に石原氏の緑化空間を一体化して提供、あるいは逆に石原氏の庭園施工に大塚家具の内装・インテリアを提供していく。

　さらには、海外事業においても、商品・販促企画、コントラクトビジネスで協力していきたい考えで、両社は既に、中国本土の個人邸の案件において、大塚家具の顧客に石原和幸氏の造園を提案する形でコラボしているが、欧米やアジアにおけるビジネスでの展開も視野に入れており、「win-winになれる」（石原氏）としている。