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「断熱効果の体感ROOM」

オープニングのテープカット

　YKKAP(株)は、昨年11月から一時閉館していた「YKKAPショールーム品川」の跡地に、今までにない新たな提案型施設として、プロユーザー向けの「YKKAP　体感ショールーム」を、4月6日（水）にオープンした。

　東日本大震災以降、省エネ、CO2削減、健康への配慮などから住宅の高断熱化・高機能化が求められているが、その中でも重要な役割を担うのが「窓」である。しかしながら、「窓」の性能や使い勝手については、プロユーザーも含めて実感として知ることができないのが現状だ。そこで同社では、「窓」の価値をダイレクトに体感することができる施設として、業界でも先例のない大規模で機能的な体感型ショールームをオープンさせるに至った。

　同ショールームは、企業紹介と企画展示を行う「ガイダンスゾーン」、新商品や重点商品を展示する「商品展示ゾーン」、セミナーや研修会を行う「コミュニケーションゾーン」、窓の基本性能について体感できる「窓の性能体感ゾーン」という4エリアにて展開されている。その中でもメインとなるのが「窓の性能体感ゾーン」で、冬の外気を想定した巨大な冷凍庫内に実物大の5つ部屋（昭和55年基準、平成25年基準、YKKAP推奨基準Ⅰ、YKKAP推奨基準Ⅱ、パッシブハウス）を用意、実際の生活感の中で、窓辺の寒さ、結露状況、室温ムラなどそれぞれの室内環境で体感することができる「断熱効果の体感ROOM」を設置した。また遮熱性（15種類）、防露性（15種類）、防音性（8種類）など多様な環境に応じて基本性能や使いやすさを窓種ごとに体感できるエリアも展開、まさに「窓」のすべてが体感できるスペースに仕上がっている。展示スペースは約470坪。展示商品点数は350点。

　オープンに際して行われた記者会見で堀秀充社長は、「窓の進化を多くの方々に知っていただくことも大切ですが、我々は窓そのものを提供しているだけでなく、空間の快適さを提供しているのです。この空間の快適さを訴えていきたい。まずは味見をしていただきたい」と語った。なお4・5月はプレオープンの内覧期間とし、グランドオープンは6月2日となる。

「断熱効果の体感ROOM」には5つの部屋を用意

基本性能や使いやすさを窓種ごとに体感できる