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56名が参加した大阪会場

54名が参加した名古屋会場

110名が参加した9日の東京会場

　インテリア文化研究所（本田榮二代表）は、「ハイムテキスタイル」「ドモテックス」「immケルン」「メゾン・エ・オブジェ」の最新情報を解説する「欧州トレンドセミナー」を、東京会場に続いて大阪会場（2月16日（火）・大阪OMMビル）、名古屋会場（2月17日（水）・ウィンクあいち）で開催、両会場にインテリア業界関係者が約110名参加するなど盛況だった。

　セミナーは、ハイムテキスタイル３０回訪問の本田榮二氏、色彩学の専門家であるColor Design Firm代表の網村眞弓氏、インテリアトレンドに精通したエルクリエーション代表の高田真由美氏が、それぞれ講師を務める3部構成で行われた。第1部では「壁装材のインテリアトレンド」と題して壁紙を中心としたヨーロッパのインテリアトレンドを報告。本田氏によれば数年来急増してきたデジタルプリント化がさらに進展、それにともなうデザインの重要性の高まり、カスタマイズ化、IT技術の高まりなどが顕著に表れているとしている。また生産技術や素材のハイブリット化が拡大していると指摘した。
　続く第2部では、網村氏がカラーとデザインを切り口にトレンドを解説した。網村氏も近年のトレンド傾向について、デジタルプリント技術の発展が大きく寄与していると指摘、その技術を駆使することでカラーの重要性がより高まっていると解説した。また3部を担当した高田氏は主にエディターの新作を切り口にトレンドを解説、新作デザインの傾向をハイムテキスタイルトレンドの流れを踏まえながら紹介した。

　本田代表は「三者三様の切り口は理解促進の点で役に立ったはず。また今回の東京、大阪、名古屋の3会場でのトレンドセミナーは初の試みだが、累計220名の業界関係者が参加したということは、まずは成功と言える」と述べている。