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昨年のデジタルプリントエリア（ホール4.0）

昨年のホール3.1（壁紙エリア）

昨年のTechnocellブース

　インテリア文化研究所（本田榮二代表）は、1月12日～15日の期間、ドイツ・フランクフルト国際見本市会場にて開催される「ハイムテキスタイル2016」の注目点を発表した。

　「ハイムテキスタイル」は、テーマパークで展示されるトレンドテーマが注目の的だが、今年はテーマパークがホール6.0に移り、新鮮、静寂、解毒の「Protect」、直感、自然、持続性の「Nourish」、光沢、軽量、陰影の「Energise」、古典主義、東洋的、組合せの「Enrich」の4テーマを掲げ、昨年と同形式で展示する。

　トレンドテーマは重要であるが哲学的で難解だ。それよりは実際の展示を具体的に説明する方がトレンド理解には役に立つ。その観点から考察するなら、欧州インテリア業界で注目を集めているのは、テキスタイルのデジタルプリントとフリース壁紙の2商品群であると本田氏は語る
　ホール4.0のデジタルプリントエリアは、スペースが広くなると同時に出展者もヒューレッドパッカードやエプソン、ミマキエンジニアリング、コ―ニット、ザイコンなど19社が巨大なブースを構える。昨年は16社だったので3社増えた。さらに「プリントデジタル」と称するカフェ形式の商談ルームが設けられる。
　また会期初日、ホール4.0では終日、第3回欧州デジタルテキスタイル会議が開催される。ハイムの企画責任者のシュベンツファイアーは「この数年、デジタルプリント市場は二桁成長を維持し、技術も日進月歩なので是非見て頂きたい」と推奨している。
　昨年はデジタルプリントとテーマパークが同居していたが、前述したようにテーマパークが移ったため、空いたスペースではカーテンと室内装飾用生地、フロアカバリングが展示される。

　デジタルプリントと並んで注目は壁紙のホール3.1。ちなみにドイツ壁紙協会はハイムテキスタイルとimmケルンの両展示会に出展する。壁紙市場が好調な証拠である。もちろんASクリエーション、マルブルグ、ラッシュも昨年同様に巨大なブースでデジプリ壁紙を含む新製品を発表する。
　またフリースメーカーのTechnocell（ドイツ）が3年連続でホール3.1に出展する。今年から日本市場での営業を活発させるそうなので興味の関係者には必見だ。
　世界ナンバー１の壁紙プロデューサーと称されるホルツ・アプフェル氏は、「デザインはエコの時代を象徴するように樹木柄や動物柄が増え、色彩的にはグリーンが増える」と述べている。

　欧州インテリア業界は技術革新を背景とした大きな転換期にある。どのように変わっていくのか括目して見るべきだろう。
　なおインテリア文化研究所では、2月中旬に欧州4大インテリア見本市のトレンドセミナーを東京、大阪、名古屋の3会場で予定している。

■欧州トレンドセミナーの概要
＜東京会場＞
日時：2016年2月9日（火）　13：30～17：00
会場：LIXIL東京ショールーム（新宿）セミナールーム
講師：本田榮二氏、高田真由美氏、 網村眞弓氏
参加費：8000円　※同じ会社の場合は2人目から5000円
定員：80名
備考：記念品として、(1)映像収録DVD、(2)南薫堂珈琲セット、(3)定価2000円のサプライズ商品を全員にプレゼント

＜大阪会場＞
日時：2016年2月16日（火）　13：30～17：00
会場：天満橋OMMビル会議室
講師：本田榮二氏、高田真由美氏、 網村眞弓氏
参加費：8000円　※同じ会社の場合は2人目から5000円
定員：40名
備考：記念品として、(1)映像収録DVD、(2)南薫堂珈琲セット、(3)定価2000円のサプライズ商品を全員にプレゼント

＜名古屋会場＞
日時：2016年2月17日（水）　13：30～17：00
講師：本田榮二氏、高田真由美氏、 網村眞弓氏
会場：ウインクあいち
参加費：8000円　※同じ会社の場合は2人目から5000円
定員：40名
備考：記念品として、(1)映像収録DVD、(2)南薫堂珈琲セット、(3)定価2000円のサプライズ商品を全員にプレゼント

■申し込み・問い合わせ先
TEL：042-486-7972／FAX：042-486-7973（インテリア文化研究所）
携帯：090-2661-3105（本田榮二氏）
メール：e-honda@wine.ocn.ne.jp