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会場風景

　日本で唯一のクリスマスに特化した合同展示会「場と間 vol.08 BATOMA CHRISTMAS」は、5月27日（水）～30日（土）、ラフォーレ原宿6階ラフォーレミュージアム原宿で開催された（主催：アッシュ・ペー・フランス(株)場と間事業部）。

　「BATOMA CHRISTMAS」とは、デザイン・アート・プロダクトの合同展示会「BATOMA TRADESHOW」から派生した、クリスマスに特化した日本唯一の合同展示会。インテリア市場において大切な商戦時期にあたるクリスマスをより楽しいシーズンへと発展させるため、オーダー必要時期に合わせた５月に開催されている。
　今回で3度目となる「BATOMA CHRISTMAS」は、“あたたかいクリスマス” がテーマ。これまでは、「BATOMA TRADESHOW」と比べ、ややコンパクトな印象があったが、今回は最も充実した内容で、「場と間」ならではのこだわりの空間に、オーナメントなどのデコレーションアイテム、ギフトにうれしい雑貨やキャンドル、パーティーにぴったりなグローサリーなど、約45社の様々なアイテムを集め、2015年のクリスマスシーズンに向けた空間やギフトの提案が行われ、大いににぎわった（１）。
　注目のブランドをチェックは以下の通り。

長崎県の生月を拠点に活動するネオンアーティスト川辺雅彦氏（ルナ・イエナ）と、アートディレクターの池田充宏氏（DRAWER inc.）のコラボ。LEDに取って代わられ、急速に姿を消しつつあるネオン管の魅力を訴求する展示。なお、NO MELON NO LEMONは逆から読んでもNO MELON NO LEMONである。

中央アジアのキルギス共和国にあるTUMAR社。遊牧生活から生まれた伝統的な羊毛フェルト製法をベースに、現代の暮らしにマッチさせたルームシューズや敷物等を紹介した。キルギスの羊毛フェルトの技法「シルダック」「キイズ」はユネスコの世界無形文化遺産に登録されている。既にドイツやデンマーク、スウェーデンなどへ輸出実績がある。日本総代理店は、アイコネクトパートナーズ㈱。

本紙にもご登場頂いたBirth DESIGNの新製品。ヴィンテージなデニム生地をアップサイクルしたラグ。裏面はコーヒージュートにマルチカラーのミックスステッチを施した２WAYタイプで、サイズは580×430と小ぶり。縫製は、デニム産地である岡山県の熟練した職人の手で縫製されている。

デザイナー浅田さやか氏の「RICORDO」の名刺入れ。パフュームボトルをイメージしたフォルムで、ボトルのふたに見えるのはマグネットボタン。木製のカード入れには、イングランドの輸入壁紙をランダムに裁断して貼っている。

本紙でもおなじみのクイントデザインは、1960～70年代にアメリカで発行された雑誌や新聞をグラフィック素材に使ったトートバッグ、ショルダーバッグなどのコレクション「book page」を披露。どれも時代の１ページを味わえる一点ものとなっている。

神宮前の旗艦店舗を拠点に、アート性あふれるグラフィックの魅力を訴求するWUTでは、「BATOMA CHRISTMAS」のために、インテリアコレクションを企画、受注を図っている。展開しているデザインブランドは、RENE GURSKOV、TATA CHRISTIANE、FRANZIUS、HUI-HUI、STARSTYLINGなど。