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ミラノサローネでの展示

YKKAP(株)の「窓研究所」は、「窓」を学問として多角的に探求する研究活動「窓学」の成果を国内で初めて発表する場として、5月31日（土）～6月15日（日）の期間、東京ミッドタウン・デザインハブで「窓学“WINDOWSCAPE”展 ～窓の研究プロセスからミラノサローネまで～」を開催する。

「窓学」とは、窓に特化した独自の研究活動で、窓を歴史的、文化的に位置づけると同時に、その意味や役割を見極め、窓の新たな魅力や可能性を提示することで、よりよい建築、都市、社会の構築に貢献することを目指している。
今回開催する「窓学“WINDOWSCAPE”展」は、国内では初めての「窓学」研究展示。東京工業大学の塚本研究室とYKKAPの約7年にわたる共同研究成果を、豊富な資料とエピソードを交えて紹介する。また今年4月に行われた「ミラノサローネ」で発表した“WINDOWSCAPE”展の帰国展も兼ねており、多くの来場者を魅了したアトリエ・ワン設計の窓のインスタレーション（空間展示）や現地での模様を、模型や記録映像などにより紹介する。さらに窓に関する講演やトークセッション、ワークショップを多数開催する。入場無料。

■「窓学“WINDOWSCAPE”展 ～窓の研究プロセスからミラノサローネまで～」
会期：5月31日（土）～6月15日（日）
会場：東京ミッドタウン・デザインハブ ミッドタウン・タワー5Ｆ
展示コンテンツ：
(1)「窓のふるまい学」「窓の街並学」「窓の系譜学」をテーマに、東京工業大学 塚本由晴研究室が世界約30カ国で採取した窓の写真、図面、スケッチ等の豊富な資料を、フィールドワークのプロセスや調査エピソードとともに公開。
(2)ミラノサローネでの“WINDOWSCAPE”展における空間展示。
窓のトークセッション＆ワークショップ：
5月31日（土）17:00-19:00（定員100名、当日先着順、無料）
トークセッション1　『窓とアート』
登壇者：五十嵐太郎氏（東北大学大学院教授、建築批評家)、 保坂健二朗氏（東京国立近代美術館主任研究員）、鎌田友介氏（アーティスト）

6月7日（土）17:00-19:00（定員100名、当日先着順、無料）
トークセッション2　『窓のフィールドワーク』
登壇者：能作文徳氏（東京工業大学助教、建築家）、金野千恵氏（KONNO代表、日本工業大学助教、建築家）、川勝真一氏（RADディレクター、リサーチャー）

6月14日（土）17:00-19:00（定員100名、当日先着順、無料）
トークセッション3　『窓を語る』
登壇者：塚本由晴氏（東京工業大学大学院准教授、アトリエ・ワン）、佐藤浩司氏（国立民族学博物館准教授、建築人類学者）、中谷礼仁氏（早稲田大学教授、歴史工学研究）

6月1日（日）10:00-17:00、6月7日（土）10:00-16:00（各回先着20名、事前申込制、参加費無料）
ワークショップ『窓のフィールドワーク（実践編）』
概要：東京の街を歩きながら魅力的な“窓”を採取する。参加者が見つけたサンプルから“窓”の魅力を伝えるドローイングを作成。
講師：能作文徳氏、金野千恵氏