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吉川一三会長

(社)日本インテリアファブリックス協会（吉川一三会長）は、5月26日（水）、東京・千代田区の如水会館にて第19回通常総会を開催、ジャパンテックス2010実施をはじめとする平成22年度事業計画案について承認した。
今年のジャパンテックスは、11月17日（水）～19日（金）の期間、東京ビッグサイト西ホールにて開催、1階のみの使用となり展示規模は縮小されるが、小間面積の密度が高まり効率性の高い展示会として一新される。また各委員会の事業については、流通合理化委員会では「NIFデータベース」「NIFインテリア・シミュレーションシステム」を廃止し、新たなシステムとして「情報提供システム」の構築を目指すこと、需要開拓委員会では生活者への需要開拓のための活動として「4月10日はインテリアを考える日」の普及やウィンドートリートメント活性化プロジェクト（WTP）の推進、環境技術委員会はカーテンの難燃剤など環境にやさしいインテリアファブリックス製品づくりに関する調査・研究、調査・人材育成委員会はインテリア市場規模の策定や研修会、セミナーの実施、等々が平成22年度の事業計画に盛り込まれた。
この他、任期の満了にともない役員改選も行われ、吉川一三会長、日比賢昭副会長、柏原賢二副会長、中西正夫副会長が再任された他、新たに西田武司氏が常務理事に就任した。

なお通常総会終了後に行われた懇親会で吉川一三会長が挨拶、「現状は厳しいというほかにありません。売上単価も下がり数量も減少、インテリアファブリックスの市場規模はピーク時からかなり減少しました。しかし、インテリアにはお金に代えられない素晴らしさがあります。そのインテリアの素晴らしさをもっとPRしなければなりません。そのために今年度は、これまでの内部留保金を活用しメディアへの露出を強化するつもりです。マイナスのニュースはたくさんありますが、そればかりではシュリンクする一方です。インテリアは素晴らしいということをアピールしながら、建設的に事業を進める所存です」と語り、メディア活用という新たな方針を打ち出した。