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(社)日本インテリアデザイナー協会（JID）は、2009年度JT青少年育成に関するNPO助成事業として、「こどもインテリアデザイン学校」を、所沢市（昨年8月）、川崎市（同9月）に引き続き、小平市、世田谷区（３月予定）で開催。さる２月27日には、小平市立中央公民館において、３日間にわたるコースの集大成として、子供たちによるプレゼンテーションが行われた。今回参加したのは、小平市内に住む、小学一年生から六年生。20名の公募に53名もの応募があり、抽選で参加者が決定されたという。

JIDでは、このプロジェクトのため、JTの助成を受けて、ペーパークラフトの専用組み立てキットを開発。これは、紙製のキットをケーキ箱のように組み立てると、14畳程度の空間を想定した、かわいい住宅モデルが出来上がるという寸法で、付属の１／20スケールを使って、楽しみながら縮尺のお勉強も出来るのだという。
ちなみに、今回のテーマは、「楽しい食事の空間をデザインしてみよう！」。参加した子供たちは、自宅のダイニングを観察したり、食卓にある家具の大きさや形を考えたり、具体的に空間をイメージした結果を持ち寄り、夢中になって自分で組み立てたキットに色鉛筆やクレヨンでデザインを行っていたが、指導に当たったプロのインテリアデザイナーらがびっくりするような出来栄えの作品がいくつもあり、今回参加した子供たちの中から、近い将来インテリアデザイナーが生まれるのは間違いなさそうだ。
JIDでは、こうしたイベントをきっかけに、各家庭で、インテリアについて話をしてもらえれば、としている。