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約100名が参加した

(株)川島織物セルコンでは、先ごろフランス・パリで開催された「メゾン・エ・オブジェ」と「Pari deco off」の最新トレンドセミナーを、2月18日（木）、同社東京ショールームにて開催した。
講師を務めたのは、オリジナルブランド「Sumiko Honda」を手掛けるテキスタイルデザイナーの本田純子氏。日本を代表するデザイナーである本田氏によるトレンド解説は、作り手として非常に具体的で、「デザイナーズ・ギルド」「サコ」「JAB」「クリエーションバウマン」「ルベリ」「ノビリス」「オズボーン＆リトル」といったトップエディターのトレンドについて独自の見解を交えて説明するなど興味深いものとなった。またテキスタイルだけでなく、花器や照明、家具類のトレンドも解説したほか、パリ市内のお洒落なショップ、百貨店の紹介も行われた。本田氏によれば、「メゾン・エ・オブジェ」で展示された商品が、パリ市内のショップの展示にも多く見られるなどリンクしているという。「メゾン・エ・オブジェ」というイベントが、単にその場限りのイベントではなく、まさにパリのライフスタイルに根付いていることがうかがえるとのことだ。この他「メゾン・エ・オブジェ」と「Pari deco off」に分かれて開催されてことによる、視察の苦労話なども語られた。

トレンドセミナー終了後は、「JAPANTEX2009」や「IFFT／インテリアライフスタイル」で先行発表された「Sumiko Honda」の新作が改めて紹介された。新作は無地調の「フォルビート」（イタリア語で優雅なという意味）と「ロンターノ」（イタリア語で彼方のという意味）の2柄18色。「フォルビート」の特徴は13色というカラーバリエーション。日本の四季をイメージした優雅な色彩が表現されている。一方の「ロンターノ」は透明感のあるナチュラルなストライプ柄。素材感が異なる数種類の糸を高度なテクニックで織り上げている。両アイテム共、これまでの柄とのコーディネートを意識してデザインされているのも特徴の1つで、ショールームのディスプレーではそのコーディネート例の紹介が行われている。