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UDM採用事例

東リが参加する異業種プロジェクト「United Design of Materials Projects(UDMプロジェクト)」が、「Good Design Awards 2009」にてグッドデザイン・ライフスケープデザイン賞（経済産業大臣賞）を受賞した。
UDMとは、住宅におけるさまざまな内装材の色や形、素材などについて「美しく調和するコーディネートしやすい新しい仕様」を業界超えて開発検討するプロジェクトである。現在、多様な内装＆設備部材が開発、供給されているが、各社商品の色や形、素材の微妙な違いにより、適正なコストで、住宅のインテリアを調和しにくい現状にある。そこで2003年に各業界を代表する企業とリビングデザインセンターOZONE、プロメンバーが実行委員として発足し、現在では首都圏を中心にマンションインテリア計画に数多く反映されている。
同プロジェクトで、東リは「白＝UDMホワイト」を基準色とした壁紙を開発し、同時に東京電力(株)、東京ガス(株)、パナソニック電工(株)など各社の壁面スイッチや、大日本印刷(株)の建具などと調和させ、モダンなインテリアを実現した。

今回の受賞は、その時代の感性価値の支持を得て様式に至る完成度をもった品質であることが認められたものに与えられる特別賞で、「ユーザー視点で選びやすくすることは、一企業の努力では成し得ないこと。建材の色と形における開発の標準化をシステムとして提案し、今後あらゆる分野でディマンドサイドの視点でデザインプロセスを変えていく可能性を持っている」との評価を受けた。