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国際インテリアデザイン協会（IIDA）は、『RYOKAN - Japanese Hospitality Design Now　旅館に学ぶ、新しい「日本のデザイン」』と題したOZONE主催セミナーを、10月22日（木）にリビングデザインセンターOZONE8Fセミナールームにて開催した。

同セミナーは、本年6月にアメリカ・シカゴにて開催された北米最大のインテリア・デザイン見本市「NeoCon（ネオコン）」の「CEUセミナー」として実施されたものを日本向けにアレンジしたもの。「CEUセミナー」とは、インテリアのプロ達がアメリカなど海外で仕事するために定期的に受講しなければならないセミナーのことで、「CEUセミナー」に認定されるためには、厳しい審査をパスする必要がある。特にネオコンで行われる「CEUセミナー」はステータスが高い。今回IIDAが日本から初めてネオコンでの「CEUセミナー」に選定され大きな話題となった。
そのセミナーで取り上げたテーマが「旅館」。現在世界的に日本の建築・インテリアのデザインが注目を集めているが、その要素を凝縮しているのが「旅館」である。IIDAでは、その「旅館」にスポットをあて、デザインや日本風のもてなしの在り方などを紹介することで、日本のデザインを解説した。具体的には伝統的な旅館と、近年人気が高まっているモダンデザインの旅館を分類し、著名な旅館のデザインポイントについて画像を多用しながら紹介した。日本人にとっても伝統的な日本デザインを見直す良い機会となった。またセミナーでは、ネオコン会場の様子やトレンド情報を紹介したほか、「CEUセミナー」に選定された経緯についても説明した。

なお、今回IIDAが行った「CEUセミナー」は、現地でも非常に高く評価された。IIDA日本支部プレジデントの細井絵理子氏は、来年度についても主催者側からオファーが来ていることを明かした。次回はマテリアルにスポットを当てた内容を検討しているとのことだ。