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(社)日本インテリアデザイナー協会（JID）では、連続デザインセミナー「日本の意匠 『温故知新』 物語」全12話を企画、その第1弾として、10月2日（金）17：30より、霞が関ナレッジスクエア（東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート　ショップ＆レストラン西館3階）にて、超ハイテク技術　『ダイヤモンドFEL』 新しい発光体の話を開催する。

この連続セミナーは、1958年に日本室内設計家協会として結成され、昨年創立50周年を迎えたJIDが、昨年より今年春まで１年間にわたり展開して来た記念事業のうち、昨年10月に出版された書籍 『日本 デザイン 50年』のサブテーマでもあった “これまでのデザイン　これからのデザイン” をさらに深く掘り下げ、日本の文化、その豊な暮らし、環境を後世に伝えるべく、将来を担う若いデザイナー、学生、一般と幅広く対象として企画された。その第１弾に当たる今回は、世界初の新光源FEL（電界放射型ランプ）にスポットを当てる。
「FEL」は、テレビのブラウン管と同じ原理で、表面がナノサイズのダイヤモンド粒子で出来た膜の全面から均一に電子を放出し、蛍光体に当てることで任意の色が出せる、次世代の平面ランプのこと。消費電力が小さく、有害物質を使わないなど、多くの利点があり、その特徴を生かし、LED、有機ELに続く今世紀の新しい照明として位置付けられて来ている。これは、2003年からJSTの高知県地域結集型共同研究事業の中で、研究リーダーの西村専門研究員等が開発したもので、2008年に地域企業とともに高知FEL(株)を設立、現在も研究開発を鋭意進めている。

今回は、高知FEL(株)取締役研究開発本部長の西村一仁 氏を講師に、パネリストには照明デザイナー・東宮洋美氏、ヤマギワ(株)プランニングデザインセンター統括室長・遠藤充彦氏を迎え、『ダイヤモンドFEL』の可能性について紹介する（一般.学生：先着順受付100名）。参加費は一般・JID会員2500円、学生1500円。
問い合わせは、(社)日本インテリアデザイナー協会事務局　TEL 03-5322-6560まで。