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日比賢昭社長

平成21年春の叙勲において旭日小綬章を受賞した、(株)サンゲツ日比賢昭代表取締役社長の「旭日小綬章受章感謝の会」が、7月24日（金）に愛知県名古屋市の「ウェスティンナゴヤキャッスル」にて開催された。会場には業界関係者300名以上が集まるなど、盛大に執り行われた。

会のはじまりに当たり日比社長は、「インテリア業界は大変厳しい中にありますが、この受章は私にとってもサンゲツにとっても大変晴れがましいことだと思っています。これも一重に周囲の方々のお力添えのお陰です」と感謝の言葉を述べた後、「62年間この道を歩んできました。ちょうど日本のインテリアが子供から大人になっていく歴史と共に歩んでまいりました。当初は苦労がありました。常に心にあったのは、もっと大きな仕事をしてみたい、ということです。壁紙の取り扱いをはじめたのが27歳の頃でした。周りからは反対されましたが、今で言うところのベンチャービジネスという冒険心を起こして、乾坤一擲この分野にかけてみようとスタートしたことを覚えています。この時が人生で一番の転機になりました」とこれまでの道のりを語った。そして最後に、「インテリアは大きく発展しましたが、今この勢いが失われつつあります。日本のインテリアを欧米のインテリアに近づけていきたいという夢は、まだ実現していません。今回の受章を契機に一層の努力をしていく所存です」とさらなる夢と目標を示した。
その後、三菱商事(株)の安田中部支社長、日本インテリアファブリックス協会の青戸元会長、日本室内装飾事業協同組合の椎津理事長が祝辞を述べた。