
石目柄(ポーランドストーン)
東リ(株)(永嶋元博社長)は、素材のリアルな質感を再現した不燃化粧仕上げ材「リアルデコ Vol.8」(「リアルデコ」296点・「ハーデック」46点)を、2月17日に新発売した。
「リアルデコ」は特殊印刷技術により、素材のリアルさを追求した不燃化粧仕上げ材(壁紙)である。2005年10月の発売開始以来、20年以上にわたり、オフィス、商業施設、宿泊施設など高級感のある仕上げが求められる不燃市場を中心に、化粧フィルムと壁紙の中間領域を担う、高意匠・高コストパフォーマンスの壁装材として市場を切り拓いてきた。
今回は、同社壁装部の安田哲部長に、「リアルデコ」のコンセプトや20年の歩みをはじめ、新見本帳の特徴などを伺った。
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テラコッタ
「リアルデコ」をはじめて市場に投入してから20年という節目を迎えました。当社では毎年さまざまな見本帳を発表していますが、長きに高級壁紙として新市場を切り拓く木目柄に加え石目・抽象柄を大幅に強化し、幅広い空間ニーズに対応不燃化粧仕上げ材「リアルデコ Vol.8」わたり継続するものはそれほど多くはありません。それだけ市場に支持されているのだと感じています。
もともとのコンセプトですが、当時から壁紙市場は安価な汎用品が主流となっており、その上の価格帯をどのように提案していくのか各社とも模索していました。その中で、建材で使われている高度な印刷技法を活用して、より本物の素材感のある壁紙がつくれないか、というところから開発をスタートしました。
高価格帯のゾーンとしては、オフィスの役員室や応接室、宿泊施設のエントランスやエレベーターホール、ブランドショップなどの非住宅市場が主要な市場となりますが、そうした現場では主に粘着付き化粧フィルム(タックシート)が使われていました。粘着付き化粧フィルムは、熱による伸縮性があり、ドア周りやカウンターなどの3次曲面には最適ですが、通常の壁面であれば、価格の高い化粧フィルムを使用する必要性はありません。そこに、意匠性の高い木目柄の高級壁紙シリーズとして提案したのが「リアルデコ」のはじまりです。
表面に光沢感のある化粧フィルムに対して、「リアルデコ」はマットな仕上がりとなっているのが特徴で、壁装材としてより空間に馴染みます。価格が抑えられることに加えて、こうした意匠性も評価され、採用が広がっていきました。
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