矢野経済研究所(株)は、2013年のホームファッション小売市場について、前年比109.7%となる3兆3911億円と発表した。
大型小売店やホームセンターなどの低価格帯商品が引き続き好調なことに加え、景気回復の期待感から家具専門店を中心とした高価格品の売上が伸びたことで3年連続のプラス成長を果たした。分野別の内訳をみると、2012年からの新設住宅着工戸数の増加にともなってホームファニチュアおよびインテリアファブリックスが拡大し、省エネやエコをキーワードとした環境配慮型商品の売れ行きが好調な他、機能性やカスタムオーダー対応などが消費者に訴求したベッドリネン・寝具が大幅に伸長した。また、近年は性別や年代で顧客ターゲットを括らず、衣食住のカテゴリーを超えたライフスタイル提案を行う企業が業績を伸ばしている、としている。
なお2014年のホームファッション小売市場は、ほぼ横ばいとなる3兆4072億円を見込んでいる。駆け込み需要の反動減の影響から一旦足踏みはするものの、消費マインドの向上は持続しており、底堅く推移するものと推測している。
ちなみに、分野別としてインテリアファブリックスでは、2014年の小売市場規模は前年比97.7%の5650億円の見込みとなる。2013年は遮熱カーテンなど「省エネ」や「環境」をキーワードとした商品投入により買い換えが進み、また新設住宅着工戸数が大都市圏のマンションを中心に回復傾向になったことから好調に推移したが、2014年は駆け込みの反動減が起きている。しかし今後は、例えばカーテンであれば「遮光」「遮熱」といった機能性商品を中心とした買い換え需要により、市場は堅調に推移していくと考える。

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