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インテリア建材「VINTIA」

　(株)LIXIL（瀬戸欣哉社長）は、ヴィンテージ感のあるインダストリアルスタイルと現代の使いやすさを両立した、新しいインテリア建材「VINTIA」を4月3日より新発売するとともに、人気の樹脂シート仕上げ床材「ラシッサＤ　フロア」、気になるニオイやホルムアルデヒドなど有害物質を低減する内装機能建材「エコカラット」にも、インダストリアルスタイルに対応する新色・新柄を追加発売する。

　まず「VINTIA（ヴィンティア）」は、vintage + frontier を組み合わせた造語。ヴィンテージのリアルな風合いを高い品質で表現し、機能性にも優れた、誰にでもインダストリアルの世界観を楽しむことができるインテリア建材の新シリーズ。インテリアスタイルとしては、ブルックリンスタイルと、西海岸スタイルの二つを想定し、カラーはヴィンテージ家具や小物の深い色合いに合わせやすい５色を設定しており、ダークカラー「ネイビーブルー」「ボトルグリーン」「チャコールブラック」の３色は、手作業で塗ったような不均一な塗装を表現。インダストリアルの重要な要素となる木目２色は、古くから高級家具で使われてきたチーク材をコクのある色味まで経年変化させたイメージで作った「チーク」と、オイルフィニッシュ仕上げを表現し、大胆な木目が魅力の「ナチュラルオーク」をラインアップしている。

　デザインの細部も、レトロな風合いにこだわり、室内ドアのハンドルデザインに、大正から昭和初期の建物で多く採用されていた「握り玉」（５月発売）をオプションで設定したほか、室内ドア／引戸のガラス窓には、ストライプ柄のモール熱処理ガラスを採用。意匠面では、レトロガラス特有のゆがみを再現しただけでなく、通常のガラスの約３〜５倍の衝撃強度と、破損しても細かい粒状に砕るなど、万一の際にも怪我をする危険性が小さくなるよう配慮している。

　機能面では、室内ドアの本体内部にドアストッパーを内蔵した「みえナイゾウドアストッパー」や、室内引戸の開閉時に自動的にブレーキがかかる「Ｗソフトモーション仕様」などが選べ、利便性や安全性にも配慮した。

　なお、インダストリアルスタイルの空間をより楽しむため、（株）関家具のインテリアショップ「CRASH GATE」とコラボし、コンセプトカタログで「ヴィンティア」とのコーディネートにおすすめな「CRASH GATE」の家具や小物を掲載して、空間全体も提案している。

　このほか、書斎机や飾り棚など、様々な使い方ができる「集成カウンター」（同日発売）にも「ヴィンティア」と同じカラーバリエーションをご用意しているので、統一されたインダストリアルの空間づくりが可能であるという。

　また同社では、天然木のような触感を素足で感じるフットフィール仕上げを施した人気の樹脂シート仕上げ床材「ラシッサＤ　フロア」に、「ヴィンティア」のインダストリアルスタイルとのコーディネートに最適で、ヴィンテージ家具にも合う、コクのある色合いと、手仕事感のあるデザインを追求した新色「チークF」「パーケット調（ナチュラルオークF）」の２色を追加し、同日発売する。

　「ラシッサＤ　フロア」は、樹種によって異なる木材表面の質感を、エンボス加工シートで表現したフットフィール仕上げの採用により、『足で感じる心地よい暮らし』を提案する樹脂シート仕上げの床材。「チークＦ」は世界三大銘木の一つで、天然木では入手困難なチーク材の質感を表現した経年変化したようなコクのある色味がヴィンテージの家具や小物に似合う新色。木目も荒々しく武骨な雰囲気を演出でき、天然木のばらつきを表現するため、床の濃淡は連続しないデザインとなっている。「パーケット調（ナチュラルオークＦ）」は、従来のパーケットフローリングを一新する「ランダム」なピース配置により、ゆるやかさを演出、クラシカルで個性的な空間を実現する。

　さらに、内装機能建材「エコカラット」では、インテリア壁材としての意匠性を高めた石材柄「ストーングレース」や木目柄「ビンテージオーク」など全５商品を追加し、３月１日より全国で発売するとともに、清掃性に優れ、水回りやパブリック空間に最適な「エコカラットプラス」にも同デザインを追加して同時発売する。新商品は、大きな砂岩の流れ模様の石材柄「ストーングレース」や、ヴィンテージな風合いのある木目柄「ビンテージオーク」、クォーツサイトをモチーフとした「ラフクォーツ」、時間が経過して深みが増した大理石をモチーフとした「アンティークマーブル」の４デザインとなっている。

新色「チークF」「パーケット調（ナチュラルオークF）」

「エコカラット」新色追加