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「かんたんマドリモ」

　YKKAP(株)は、既存の窓枠に新しい窓を設置するだけの、画期的な窓リフォーム商品「かんたんマドリモ」を、4月4日（月）に新発売する。

　現在の窓リフォーム市場は、施工やコスト面で手軽な「内窓」が主流となっており、窓自体の交換リフォーム（外窓交換）は外壁を壊すなど大掛かりな工事となることから、なかなか浸透していかないのが現状である。「内窓」では、掃き出し窓のような出入りの頻繁な箇所では開閉に手間取るという問題もあった。

　今回登場する「かんたんマドリモ」は、外壁や内壁を壊すことなく、既存の窓枠の上に被せるだけのカバー工法のため簡単に窓自体の交換が可能となるという画期的リフォーム商品。また同様のカバー工法としては、YKKAPがMADOショップ専用製品として展開している「スマートカバー工法」があるが、「かんたんマドリモ」は「スマートカバー工法」で必要だった防水シーリング作業が不要で、接着テープ付き気密シートによって防水処理に対応（ノンシールカバー工法／特許出願中）、熟練技術が求められるシーリング作業を省くことで、工期の大幅短縮（1窓約100分～半日）に加え、内装工事業者、設備業者といったサッシ業者以外の工事業者が幅広く取り扱えるようにした。
　交換できる窓は、世界トップクラスの性能を持つトリプルガラス樹脂窓「APW430」、高性能樹脂窓「APW330」、アルミと樹脂の複合窓「APW310」、アルミ製窓「エイピアJ」をラインナップする。

堀社長

　なおYKKAPでは、「かんたんマドリモ」の記者発表会を実施、商品説明とともにノンシールカバー工法の実演を行った。堀秀充社長は、「『かんたんマドリモ』を追加したことで、内窓『プラマードU』とのニーズに合わせた最適な組み合わせ提案が可能となりました。また施工できる業者さんの層を広げることで、窓リフォームの需要をさらに拡大したい」と語った。今後は全国で施工研修会を積極的に実施していくとしている。

ノンシールカバー工法

「かんたんマドリモ」の断面図