リノベーション
2023年12月16日配信
「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2023」グランプリはbELIに
「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2023」グランプリ作品
(一社)リノベーション協議会(山本卓也理事長)は、2023年を代表する魅力的なリノベーション事例を選ぶコンテスト「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2023」(島原万丈選考委員長)の授賞式及び選考委員による講評会を12月14日(木)に東京大学本郷キャンパスの伊藤国際学術センターにて開催し、(株)bELI「誰もが快適に過ごせる特別な高級トイレ空間『プレミアムT』」を総合グランプリに選出したほか、予算別の各部門最優秀賞、審査委員特別賞13点等発表した。
同コンテストでは、11回目に当たる今回から、近年の施工工事費の高騰を考慮し、部門賞を「800万円未満部門」「1500万円未満部門」「1500万円以上部門」「無差別級部門」の4部門に再編したほか、エントリーした事業者が自社以外の優秀作品を投票で選ぶ「プレイヤーズチョイス」も新設。今回は、全国からエントリーされた計267作品から、SNSを活用した一般ユーザーの声を取り入れた一次審査の結果、67作品をノミネート選出。住宅系を中心としたメディアの編集者8名で構成された選考委員によって最終選考を実施した。
総合グランプリに選ばれた「誰もが快適に過ごせる特別な高級トイレ空間『プレミアムT』」((株)bELI)は、エントリー画像全てが居室の中になんの仕切りもされずに置かれた便器の写真で、審査委員を大いに困惑させた作品であるが、実は難病指定のクローン病と闘う友人をヒントに、様々な消化器係の疾病を持つ人たちの知られざる苦労を知ってもらうために企画されたリノベーションであり、住宅設計の一般的な常識というものが、マイノリティにとっていかに抑圧的なものであるのかを、気づかせてくれた点が評価された。
表彰式
■「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2023」受賞一覧
<800万円未満部門>最優秀賞
「これからの団地リノベのあり方を問う。」/(株)フロッグハウス
*「プレイヤーズチョイス」とのW受賞
<1500万円未満部門>最優秀賞
アウトラインの行方/(株)grooveagent
<1500万円以上部門>最優秀賞
戻す家/(株)モリタ装芸
<無差別級部門>最優秀賞
「記憶」を刻み、「記録」を更新する『the RECORDS』/(株)拓匠開発
<特別賞>
●インキュベーション・リノベーション賞 近大発ベンチャー創出拠点「KINCUBA Basecamp」/リノベる(株)
●伝統建材リノベーション賞 新しい価値観の持ち主たちへ。/(株)アトリエいろは一級建築士事務所
●レスキュー・リノベーション賞
東京下町の古民家よ、再び/(株)コスモスイニシア
●和洋折衷リノベーション賞 松竹梅の「欄間」 ―ローテンブルクと時の記憶―/G-FLAT(株)
●劇的ワンポイント・リノベーション賞 A Castle “In the House”/ (株)ブルースタジオ
●ライフ・リノベーション賞 緑とミドリ/お家とお店/(株)日々と建築
●ユニバーサル・デザイン賞
What is Barrier “Free” ?/(株)grooveagent
●連鎖的エリアリノベーション賞
お手本のようなエリアリノベーション/(株)タムタムデザイン
●フレキシブル・リノベーション賞
遊び心は無限大!顧客に響く賃貸リノベ/(株)住環境ジャパン
●ディスカバー・リノベーション賞
風通る、地域コミュニティの再編/paak design(株)
●ムーバル・リノベーション賞 動く家/(有)中川正人商店
●ウェルネス・リノベーション賞 健康寿命社会 ~もう一度ふたり暮らし~/(株)アネストワン
●実家リノベーション技術賞 タクミノイエリノベ2/(有)斉藤工匠店
「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2023」受賞作品
https://www.renovation.or.jp/oftheyear/award.html
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